シニア世代が時間とお金を使っていること、今後使いたいこと

[2016/4/1 03:11]

JTB総合研究所が、シニアのライフスタイルと旅行に関するインターネット調査の結果を公開しています。

対象となっているのは、過去1年以内に1回以上、宿泊を伴う旅行をしたことがある人で、首都圏、名古屋圏、大阪圏に住む20歳から79歳までの男女3,610名が回答しています。

回答者の年齢層が広いのは、若年層の回答をシニア世代と比較するためです。

なお、この調査では71歳~79歳を「キネマ世代」、66歳~70歳を「団塊世代」と定義しています。図版類もその表記になっていますので、ご注意ください。

電話はまだスマホになっていない

スマートフォンは、まだ普及していない

「日ごろプライベートで利用している機器」では、「ノートパソコン」が多く、「デスクトップパソコン」「スマートフォン以外の携帯電話」が続きます。

他の世代を含めた全体の順位では、2位に入っている「スマートフォン」は、シニア層には、まだ普及していないようです。

ニュースに対する関心が高い

ニュース、政治・経済、健康などに関する関心が高い

「興味のある情報」という質問では、「旅行関係のスポット情報」が1位で、「最新のニュース」と「政治・経済情報」が続きます。

この順位は、全体の順位と同じですが、ニュースや政治・経済情報に対する関心が、10%以上も高くなっています。

ニュース以外にも、「カラダや健康に関する豆知識」「歴史や文化遺産情報」「スポーツに関する旬な話題」は全体の順位よりも高くなっています。

一方で、「グルメ情報」と「音楽情報」は、総合順位よりも興味が低くなっています。

テレビと通院に時間とお金を割いている

テレビと通院に時間とお金を使っている

「現在、時間やお金を使っていること」という質問では、「インターネット」が1番ですが、これはインターネット上の調査ということも影響しているでしょう。

それ以外では、「テレビ視聴」「家族とのおでかけ」「(病院への)通院」などが多くなっています。

特にテレビ視聴と通院は、総合と比べるとかなり多い回答数です。

宿泊付きの旅行にお金を使いたい

「旅行」「学習」への関心が高い

「今後、時間やお金を使いたいこと」という質問では、「家族とのお出かけ(宿泊)」が圧倒的に多くなっています。

調査の対象が、1年以内に旅行をしている人という条件を割り引いても、シニア層の関心事として「旅行」は欠かせないもののようです。

他の項目は、総合順位よりも低い回答が多いのですが、「趣味のサークルやおけいこ事」は、総合順位より多い回答になっています。

「学習・習い事」もシニア層の関心事として見逃せないキーワードのようです。

[シニアガイド編集部]