認知症予防の行動を始めた人の68.6%はテレビ番組がきっかけ
[2016/5/15 00:00]
認知症予防のために気をつけているのは運動と食生活
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングが、「認知症」についての意識調査の結果を発表しています。
この調査は、60代以上の男女1,000人を対象にしてインターネット上で行なわれたものです。
まず、「認知症予防のために行なっていること」という質問への回答では、次の4つが50%を越えていました。
- 適度な運動をする
- 食生活に気をつける
- 外出をする
- 人と話す機会を設ける
一方で、男性の22.4%、女性の11.9%は、「特に行なっていることはない」と回答しています。
認知症予防を始めた理由は「テレビ番組」
認知症を予防するための行動をしている人に、「認知症予防を始めた理由」を聞くと、「テレビ番組で認知症について取り上げられているのを見た」が一番で、68.6%に達しています。
2位の「本や雑誌で認知症について取り上げられているのを見た」は25.0%に留まっており、テレビ番組の影響の大きさを示しています。
3位は「家族に勧められて」ですが、男性は13.8%、女性は8.0%と男女差が大きくなっています。
テレビなどで認知症について見た妻が認知症予防のための行動を始め、それを夫にも勧めている様子がうかがえます。
また、6.0%の人は、「症状が現れ始め自ら必要だと感じて」認知症予防の行動を始めています。