老後の生活費に不安を感じている人は80%
[2016/6/2 00:00]
老後生活についてのアンケート
資産運用情報サイト「マンション経営.東京」では「老後生活と不動産投資に関する意識調査」の結果を公開しています。
10~80代までの男女1,588人にインターネットアンケートを行なったものです。
ここでは、老後生活についての結果を紹介します。
老後の生活費に不安を感じている人は80%
まず、「老後生活に対するお金の不安の有無」を聞いています。
一番多いのは、「少し不安を感じる」で、次は「非常に不安を感じる」でした。
程度の差はあれ、「不安を感じる」という回答者は80%近くに達しています。
「不安感はない」は10.9%、「わからない」は9.3%でした。
老後の生活費は月に20万円以上という人が大半
「老後の月額生活費はいくらぐらいか」を聞いています。
一番多いのは「20~29万円」で、2位の「30~39万円」と合わせると60%を超えます。
現在の年金の月額は、自営業の国民年金が約7万円、サラリーマンの厚生年金が約14万円とされていますので、20万円以上確保するためには、夫婦2人分を合わせるか、自分で年金を補う私的年金を準備する必要があります。
私的年金準備は「預貯金」と「個人年金保険」が主力
「私的年金準備の方法として何を考えていますか」という質問には、「預貯金」が1位で、「個人年金保険、生命保険」が2位でした。
ここまでで回答の60%を超えます。
3位は意外にも「私的年金準備は考えていない」というもので、19.8%もいます。
実に5人に1人は、私的年金準備は必要ないと考えているようです。
手元に現金が潤沢にあるなどの理由で、年金だけで暮らせるという目算があるのでしょうか。それとも、自分の年金額を知らないで、実際に貰えるよりも大きな金額を想像しているのでしょうか。ぜひ、理由も聞いて欲しかったところです。