7月が旬の野菜を、みんなはどうやって調理しているか
90%以上の女性は野菜が好き
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティングが、「旬の野菜と調理に関する調査」の結果を公開しています。
対象は、全国の20歳~59歳の女性1,000人です。
年代は20代、30代、40代、50代が各250名ずつで構成されています。
まず「野菜が好きですか」という質問に対して、「とても好き」が58%、「好き」が35%でした。
全体の90%以上の女性が、野菜が好きだと回答しています。
「好きな野菜」という質問には、「トマト」が一番多く、70%を越えています。
以下、「じゃがいも」「キュウリ」「たまねぎ」「ブロッコリー」「レタス」「なす」「だいこん」「白菜」までが、「好き」50%を越えています。
野菜を炒めて食べる人が増えている
7月が旬である「トマト」「きゅうり」「なす」「レタス」の4つについて、「よくやる調理方法」を聞いています。
その結果、「なす」は「炒めて食べる」が、「トマト」、「キュウリ」、「レタス」は「生で食べる」が多くなっています。
「トマト」では「煮る」や「炒める」、「レタス」でも「炒める」を選んだ人が10%以上います。
「あなたが子どもの頃にはしなかったが、現在している野菜の食べ方」という質問でも、「レタスを炒める」「トマトを炒める」という回答が多くなっています。
つまり、トマトやレタスの炒め物が流行しはじめたのは、最近になってからなのがわかります。
野菜の調理方法は、時代によって変わります。
以前は、野菜に火を通すと栄養が損なわれてしまうのではないかという不安から「野菜は生が一番」という風潮がありました。
しかし、「野菜は加熱調理することで、細胞壁が崩れて栄養成分がより吸収しやすくなる」という知識が普及し、火を通すことに抵抗が少なくなったことも、野菜を炒めて食べることが多くなった理由の一つでしょう。
また、トマトに含まれているリコピンは、脂溶性なので油脂類と合わせて摂ると吸収が良くなります。「たまごとトマトの炒め物」などは、調理も簡単で油を使うため、理にかなった調理方法と言えるでしょう。