防災に備えて備蓄をしている人は45%。一番多いのは「飲料水」
防災対策としての「備蓄」についてのアンケート
情報インフラ運営会社のプラネットが「防災対策に関する意識調査」の結果を発表しています。
この調査には、ネットリサーチ「DIMSDRIVE」のモニター4,520人が回答しています。
初めに「あなたの自宅では防災対策として、防災用品や生活必需品を備蓄していますか」と質問しています。
すると、「備蓄している」は45%で、「備蓄していない」の55%を下回りました。
地域別に見ると、関東だけが唯一「備蓄している」が、「備蓄していない」を上回っています。
一方、「北海道」や「中国」では「備蓄している」という回答は30%以下となっています。
備蓄しない理由は「面倒だから」
次に「防災用品や生活必需品を備蓄していない理由は何ですか」に質問しています。
一番多かった回答は、「面倒だから」でした。
以下、「必要だとは思っているが、まだ準備できていないだけ」「賞味期限や使用期限などの確認や買い直しが大変だから」と続きます。
「飲料水」や「ランタン・懐中電灯・ローソク」が中心
「自宅で防災対策として備蓄している防災用品、生活必需品を教えてください」と質問しています。
1位は「飲料水」でした。
以下、「ランタン・懐中電灯・ローソク」「乾電池」が続きます。
また、「実際に使用し、役に立った・備えておいてよかったと思う備蓄品があれば教えてください」と質問しています。
こちらも1位は「飲料水」で、2位も「ランタン・懐中電灯・ローソク」でした。
しかし、3位には「日常消費している食料品」が入っています。
特に防災用の非常食でなくても、ふだん買い置きしている食料品が役に立つことがわかります。
高い防災セットでなくても備えはできる
大きな地震があると、何万円もするような高価な防災用品セットがよく売れます。
しかし、実際に震災時に必要なものは、電気、水道、ガスなどのライフラインが止まったときに、数日間をすごすための水や食料、簡易トイレなどの準備です。
食料についても、保存期間の長い非常食を準備しなくても、ふだん食べるものを少し多めに備蓄しておき、古いものから消費していくようにすれば、数日分の備蓄はできます。
防災対策は、普段と違う特別なことをやろうとすると、長続きしません。
できるだけ意識せず、自然に準備ができている状態を作ることを目指しましょう。