「もう結婚はこりごり」という離婚経験者は全体の2割止まり

[2016/10/12 00:00]

総合探偵社MR(エムアール)が、離婚についてのアンケート調査結果を公開しています。

このアンケートは、離婚経験のある、30歳~49歳の男女233名を対象としています。

離婚理由から、再婚の意思まで、興味深い結果が出ています。

離婚理由は「性格の不一致」

最初に「離婚をした直接の理由を教えて下さい」と、離婚理由を聞いています。

一番多いのは「性格が合わない」でした。

「同棲しておけばよかった」や「相手のことをもっと知っておけば良かった」と、性格が把握できるように結婚前に深く付き合っておけば良かったという反省のコメントもありました。

二番目は「お金にまつわる問題」、三番目は「浮気」と続いています。

離婚の原因。1位は「性格の不一致」 出典:MR

やり直そうと努力する人は少ない

「離婚に至る前に、やり直そうと努力はされましたか」という質問に「努力した」という回答は26.2%に留まりました。

努力の内容は、「話し合い」や「別居をして冷静に考えた」などが挙がっています。

やり直そうと努力する人は26% 出典:MR

再婚は「出会う相手しだい」

「また機会があれば結婚したいと思いますか」と、再婚を希望するかどうかを聞いています。

「出会う相手しだい」が一番多く50%を越えています。

二番目は、積極的に「結婚したいと思う」人で28%を越えています。

合わせると、80%近くの人は、再婚しても良いと考えており、離婚していても、結婚への希望が捨てきれない様子が伺えます。

なお、「結婚したいと思わない」という人は20%に留まっています。

80%近くの人は、再婚の可能性を残している 出典:MR

昨年の離婚件数は22万件

厚労省の「人口動態統計」によれば、2015年の婚姻件数は63 万5,156組、離婚件数は22 万6,215組でした。

つまり、去年1年で結婚したカップルの、3分の1以上にあたるカップルが離婚している計算です。

しかも、前年に比べて、結婚は減っていますが、離婚は増えています。

離婚が珍しいことではなくなったとはいえ、離婚は結婚以上に関係者の労力を必要とします。

とりあえず、結婚を考えるときは、お互いの性格と金銭感覚を把握してからにしましょう。

[シニアガイド編集部]