65歳以降も働きたいと思っているシニアは3人に1人の割合
[2017/12/21 00:00]
ソニー生命保険が「シニアの生活意識調査 2017」の結果を公開しています。
この調査は、年に1度、50代から70代の男女にインターネット調査を行ない、1,000名の有効サンプルを集計したものです。
今回のレポートは、2017年11月に行なわれた調査の結果です。
テーマが多岐に渡っているため、ここではシニアの労働意欲について紹介します。
65歳以降は仕事をしたくない人の方が多い
「65歳以降も働きたいか」という質問に対して、「仕事をしたい」人は32.8%で、3人に1人の割合でした。
「仕事はしたくない」人の方が多く、46.0%でした。また、「わからない」という回答も21.2%いました。
仕事をしたい人が「3人に1人」という割合は少ないように感じるかもしれません。
しかし、65歳以上と言えば、一般的な会社員であれば定年を過ぎて、再雇用期間も終わった時期です。それを考えれば高い労働意欲と言えるでしょう。
シニアの仕事選びは「体力的な負担が軽い」を重視
次に「65歳以降の仕事選びで重視したいこと」を聞いたところ、「体力的な負担が軽い」が48.4%で最も多い回答でした。
次いで、「勤務時間」が39.4%、「経験が活かせる」が33.6%で続きます。
昨年は「賃金」が4位に入っていましたが、2017年は「通勤時間」に入れ替わっています。
65歳を過ぎてからは、賃金が高い仕事よりも、体力的な負担が軽く、これまで培ってきた経験が活かせる仕事に就きたいと考えているシニアが多いようです。