60歳以上で働いている人は「70歳」までは働きたいと思っている
60歳以上の人の働く意欲
ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」が、「シニア世代の働く意欲に関する意識調査」の結果を公開しています。
2017年9月に行なわれたインターネットアンケートに、働いた経験のある60代以上の男女1,111名が回答しています。
回答者の40%が働いている
回答者のうち、現在も働いている人が40%、働いていない人が60%でした。
一般的な定年である「60歳」を過ぎても働いている人が多いことが分かります。
「70歳」まで働きたいという人が多い
現在も働いている人に「何歳まで働きたいか」と、希望する退職年齢を聞いています。
一番多いのは「70歳」で28%、次が「65歳」で20%でした。
「75歳」が12%で、「80歳以上」まで働きたいという人も11%います。
また、退職希望年齢は5歳刻みで意識している人が多いことが分かります。
実際には「60歳」で退職した人が多い
次に、現在は働いていない人に「何歳まで働いたか」と退職年齢を聞いています。
一番多いのは「その他」で、29%でした。これは、早期退職などで60歳より前に退職した人が多いと思われます。
次に多いのが「60歳」で、26%です。
この2つだけで、50%を超えており、意外なほど早い時期に退職している人が多いことが分かります。
その他の選択肢では「65歳」が7%を始めとして、60歳から70歳の範囲に辞めている人が目立ちます。
長く働くためには準備が必要
アンケートの結果では、現在働いている人が「70歳」をめどにしているのに対して、退職している人は「60歳」で辞めている人が多いことが分かりました。
会社員の場合、自分が働き続けたいと思っていても定年という制限があります。
現在の制度では、正社員であれば、再雇用制度で身分が変わることはあっても、「65歳」までの雇用は保障されています。
しかし、その先まで働き続けられる企業は少数派です。
本気で70歳まで働き続けようと思うならば、早い時期から定年後の計画を考えて、少しずつ準備をしましょう。