震災に備えて防災グッズは備えていても、家具を固定している人は少ない

[2018/1/21 00:10]

東京消防庁が、都民を対象に行なった調査の中に、震災対策に関するデータがありました。

この調査は、2017年9月に都内の18歳以上の男女3,000人を対象にして行なわれ、1,644人が回答しています。

震災に対する備え

「あなたの家で、震災への備えとして行なっていることを、次の中からいくつでも選んでくだ
さい」と質問しています。

一番多いのは、「停電に備えて懐中電灯をすぐに使える場所においている」で、70%以上の人が実行しています。

二番目は「非常用品は置く場所を決めて準備している」でした。これも、ほぼ半分の家庭が実施しています。

どの家庭でも、震災に備えて、ある程度の準備はしているということでしょう。

家具の転倒防止対策は普及していない

しかし、「家具の転倒防止対策の実施状況を1つだけ選んでください」という質問では、「一部の家具類に実施している」が一番多く58%でした。

次に多いのが「実施していない」で25%もあります。

「倒れるような家具を置いていない」と「すべての家具に実施している」という人は7%で、万全な家具の転倒防止対策をしている人は、きわめて少ないことが分かります。

家具の固定をしないのは「面倒」だから

家具の転倒防止対策を行なっていない理由は、「面倒である」が一番多くなっています。

さらに、「建物の壁に取り付けられる場所がない」「壁や家具にキズを付けたくない」「対策方法がわからない」などが挙がっています。

「地震で家具が倒れるとは思わない」という回答もあり、過去の震災の教訓が忘れられがちなことが分かります。

人が寝る部屋には家具を置かないようにしたい

アンケート結果を見ると、震災に備えて、なんらかの対策を行なっている都民は少なくありません。

しかし、家具の転倒防止のために固定を行なっている家庭は少ないようです。

1995年の阪神・淡路大震災では、睡眠中に、転倒してきた家具の下敷きになって圧死した人がたくさん発生しました。

過去の震災による教訓を活かすためにも、睡眠中の安全を確保することは必要です。

少なくとも、家族が寝る寝室と子供部屋については、家具を置かないか、どうしても置く場合は確実な転倒防止対策をとるようにしましょう。

【お知らせ】この記事は2018年1月21日に内容を更新しました。

[シニアガイド編集部]