沖縄へ移住したい理由の1位は「自分らしい生き方をしたい」
沖縄移住希望者へのアンケート
政府系金融機関の「沖縄振興開発金融公庫」が、「沖縄県への移住意向に関する調査」の結果を公開しています。
ここでは、「沖縄県移住希望者」500人に対して、インターネットでアンケートした結果を紹介しましょう。
アンケート回答者の性別や年代などは均等になるように調整されています。
グラフは編集部が作成しました。
移住したい理由は「スローライフ」などの生き方
沖縄への移住希望者が「移住したいと考える理由」の1位は、「スローライフ・自分らしい生き方をしたい」でした。
2位は「自然環境が豊富な中で生活したい」、3位は「旅行などで気に入った」、4位は「心身ともに健康的な生活をしたい」です。
「自然が豊かである」ことを希望する
「移住先に求める環境」の1位は、「自然が豊かである」でした。
やはり、自然環境を重視する人が多いようです。
2位も「食べ物や水、空気が美味しい」でした。
以下、「治安が良い」「生活コストが安い」までが20%以上の支持を集めています。
仕事があるかどうか不安
「移住を考える上での不安や懸念」の1位は「仕事の確保」でした。
2位は「医療・福祉」、3位は「日常生活の利便性」です。
4位にも「給与・収入が減る可能性」が入っており、雇用や収入に関する不安があることが分かります。
移住先は「那覇市」希望が多い
「移住を希望する地域」では、「那覇市」が1位で、4分の1以上を占めています。
2位は「具体的に決まっていない。わからない」でした。まだ、地名が上がるほど具体化していない人が多いのでしょう。
沖縄本島以外では、石垣市や宮古島市の名前が挙がっています。
10年以内の移住を希望する人は「23.8%」
「移住時期」を聞くと、「具体的な時期は決まっていないが、将来的に検討したいと思っている」が76.2%で、4分の3以上を占めています。
「今後5年をめどに移住する・検討したいと思っている」が10%、「今後10年をめどに移住(略)」が9%、「今後1年以内に移住(略)」が4.8%でした。
つまり、10年以内であっても、期限をもって真剣に移住を考えている人は、23.8%に留まっています。
あらかじめ「沖縄県への移住希望者」という条件で回答者を募ったアンケートであっても、期限のめどがあるほどの、現実感を持って移住を検討している人は、少数派であることが分かります。