水難による死者/行方不明者の半分以上が高齢者
[2018/7/8 01:47]
65歳以上の水難が増え続けている
警察庁が、2017年の水難事故についてレポートを公開しています。
2017年に発生した水難事故「1,341件」でした。
1,614人の水難者が発生し、そのうち「679人」が死者/行方不明者となっています。
いずれも、前年に比べて減少しています。
死者/行方不明者のうち344人が65歳以上の高齢者で、全体に対する割合は「50.7%」でした。
昨年に続き、高齢者の割合が50%を超えています。
「海」と「河川」で7割以上を占める
65歳以上の死者/行方不明者が、どんな場所で水難に遭っているかを見てみましょう。
1位は「海」で50%、2位は「河川」で25%でした。
この2つで、全体の7割以上を占めています。
「釣り」や「作業中」の事故が多い
65歳以上が、水難事故に遭った時に行なっていたレジャーなどの種類を見てみましょう。
1位は「魚取り/釣り」で39%、2位が通りがかりに遭難した「通行中」で11%でした。
他の年代に比べて、「水泳」や「水遊び」が少なく、釣りの割合が高くなっています。
水難事故を防ぐアドバイス
警察庁では、水難事故の防止対策として、次のようなアドバイスをしています。
- 魚とり/釣りでは、転落等のおそれがある場所等の危険箇所に近づかない。
- 風雨、落雷などの天候不良時、河川の増水など水難のおそれが高いときには、釣りや水泳を行わない。また、体調が悪いとき、飲酒したときなどは、海、河川に入らない。
- 釣りやボート等で水辺に行くときは、必ずライフジャケットを着用する。
水辺のレジャーを楽しむ際には、無理をせず、周到な準備をこころがけましょう。
【お知らせ】この記事は2018年7月8日に内容を更新しました。