クラウドソーシングで副業をしている正社員のプロフィール
[2017/7/12 00:00]
クラウドソーシングに登録している人への調査
正社員として本業を持っていながら、副業をしている人の目的などを紹介します。
データの出典は、クラウドソーシングサービスの「ランサーズ」が、2017年5月に行なった「働き方新時代の実態調査」です。
このアンケートには、ランサーズで仕事を探す意思があり、受注者として登録している940人が回答しています。
正社員の副業として働いている人は回答者の17%
940人の回答者のうち、他に本業があって、副業として働いている人は543人でした。
さらに、本業が正規雇用である、つまり本人が正社員である人は160人です。
これは、回答者全体の17%、副業として働いている人の29.5%にあたります。
50人以下の会社に勤めている人が多い
勤務先の従業員規模は、「50人以下」の人が50.6%を占めています。
比較的、小規模の会社に勤めている人が多いようです。
一方、従業員規模が千人を超えている人は7.5%に留まっています。
職種は「IT関連」と「デザイナー」が多い
正社員として働いている職種で、10%を超えているのは、「IT関連」と「デザイナー」の2つだけでした。
実際に副業として行なっている仕事の内容は、「ライター」「デザイナー」「エンジニア」の順に多く、正社員としての仕事と関連する副業をしている人が多いようです。
副業の目的は「収入の増加」
副業を行なう目的は、「収入の増加」が多く、90%を超えています。
副業によって得られた収入については明らかになっていませんが、「総収入に占める副業収入の割合は10%以下にとどまっている」と分析されていることから、月に数万円程度の収入と推定されます。
副業を許可していない企業は半数以上
正社員として働いている企業で、「副業が許可されている」のは35.0%でした。
「許可されていない」が51.9%、「なんらかの条件付きで許可されている」が13.1%です。
現状では半分以上の企業では、副業が許可されていない状況です。副業を始める前には、従業員規定の確認を怠らないようにしましょう。