年代で異なるネットの使い方。20代まではSNS+スマホ、50代以上はメール+PC
[2017/7/14 00:00]
利用するネットサービスは世代によって異なる
一口に「ネットを使っている」と言っても、何に時間を使っているかは使用者の年代ごとに異なります。
下のグラフは、平日の使用時間を、利用するサービス別に見たものです。
大雑把に分けると、同じネットユーザーの中でも、10代と20代はSNS世代、30代以上はメール世代に分かれています。
10代と20代では、LINEやTwitterに代表される「SNS(ソーシャルネットワークサービス)」に時間を割いています。
同じSNS世代の中でも、10代はYouTubeなどの「動画共有サービス」や「ネットワークゲーム」をよく利用していますが、20代では「ブログ/Web」が多く、映像系からテキスト系へ興味が移っています。
30代からは「メール」に時間を割いている人が多くなり、この傾向は60代まで続きます。
「メール」以外では、「ブログ/Web」のように以前からあるサービスは、40代以上でも利用されています。
40代まではスマホ、50代以上はパソコン
ネットを使用するための機器別に、使用した時間を見ると、40代までは「スマホ」が多く、50代以上は「パソコン」が多くなっています。
利用サービスと組み合わせて分類すると、3つの世代に分けることができます。
- 10代と20代は、スマホのSNSでリアルタイムにメッセージのやりとりをする世代。
- 30代と40代は、スマホを使うがメール中心。
- 50代と60代は、パソコンによるメール中心
世代によって使う機器とサービスの種類が異なるので、世代が異なると得意とするコミュニケーション手段や、応答のスピード感にも差が出ます。
これが原因で、異世代間のコミュニケーションでは、お互いに不満や誤解を招いてしまう可能性があります。
お互いに歩み寄って、コミュニケーション手段の選択や、応答のルールなどに配慮しましょう。