東京都では43%の人が「お盆」を7月に行なう
[2017/7/15 00:00]
お盆に関するアンケート
石材業界団体の「全国石製品協同組合(全石協)」が、「お盆の行事に関するアンケート」の結果を公開しています。
2017年6月にインターネットで行なわれたアンケートには、40代以上の男女4,019人が回答しています。
お盆の行事は「7月」か「8月」か
アンケート結果で、特に興味深いのが、お盆の行事を行なう時期です。
「お盆」の時期については、地域ごとに違いがあります。
もともとお盆は、旧暦7月15日の「中元節」に行なわれていました。
しかし、明治になって新暦が採用されたため、対応が分かれてしまいました。
- 新暦の8月15日に行なう「月遅れのお盆」
- 旧暦の7月15日に行なう「旧盆」
- 新暦の7月15日
現在では、8月15日に行なう「月遅れのお盆」が主流です。
今回のアンケートでも「8月に行なう」という人が「70.5%」を占めました。
しかし、「7月に行なう」という回答も「20.4%」と、それなりの割合を占めています。
なお、「新盆(にいぼん)」は、個人が亡くなって初めてのお盆を指します。7月のお盆のことではありませんから気をつけましょう。
東京都と神奈川県は7月の割合が高い
アンケート結果を地域別に見ると、お盆を行なう時期については、かなり地域差があることが分かります。
地域別では、「関東」で「7月」の割合が高くなっています。
関東の中では「東京都」が特に多く、4割を超えています。
また、「神奈川県」でも3割を超えています。
お盆は「お墓参り」が定番
お盆に行なう行事としては、多くの人が「お墓参り」を挙げています。
盆棚(精霊棚)を作ったり、迎え火/送り火などもお盆らしい行事です。
お盆に行事を行なう人は約4割
「お盆に行事を行なう」人は1,582人で、全回答者の約4割でした。
しかし、自身の宗教を認識している人は、宗教/宗派に関わらず7割がお盆の行事を行なっています。
宗教心のある人にとって、先祖供養の機会としてのお盆が大切な存在であることが分かります。