自分のために習い事をしている人は3人に1人。「パソコン」「英語」「料理」が人気

[2017/7/18 00:00]

3人に1人が「習い事」をしている

10歳以上を対象にした総務省の調査によれば、過去1年間に、個人の自由時間に習い事をしている人の割合は36.9%でした。

3人に1人以上の割合で、なんらかの習い事をしていることになります。

なお、ここで言う「習い事」は、教室などでの講座に限らず、テレビ/ラジオを含む通信教育、パソコンによる学習を含んでいます。

出典:総務省

習い事をしている人の割合を年齢別に見ると、女性の方が多い傾向があります。特に、10代では差が大きくなっています。

また、年齢が高くなるほど、習い事をする人は少なくなりますが、70~74歳でも30%以上の人が習い事をしています。

いくつになっても学び続けたいという意識が感じられます。

男性に多い「パソコン」、女性に多い「料理」

習い事の内容で多いのは「パソコン」「英語」「芸術・文化」「料理」などです。

男女別に見ると、「パソコン」は男性が、美術や音楽などの「芸術・文化」と「料理」は女性が多い傾向があります。

出典:総務省

「パソコン」では男性、「料理(家政・家事)」では女性が、ほとんどすべての年令に渡って多いことが分かります。

「英語」は、10代は女性、20代以降は男性が多いという特徴があります。ただし、男女とも30代になると習っている人が少なくなります。

出典:総務省
出典:総務省
出典:総務省

習い事の理由は「自分の教養を高めるため」

習い事をする理由を聞くと、ほとんどの習い事では「自分の教養を高めるため」が一番多くなっています。

ただし、「パソコン」と、簿記や通訳などの「商業実務・ビジネス」では、「現在の仕事に役立てるため」という理由が多くなっています。

この2つの習い事は、実用性を期待して選ばれていることが分かります。

出典:総務省
[シニアガイド編集部]