4割以上の人がやっている「ウォーキング」は、もはや「国民的スポーツ」
[2017/7/20 00:00]
他のスポーツの2倍以上の人が参加している「ウォーキング」
総務省統計局の「平成28年社会生活基本調査」というレポートを利用して、国民のスポーツ参加の状況を紹介します。
学生が体育の授業で行なうものや、プロスポーツ選手が仕事として行なうものを除いた,22種目のスポーツのうち、参加者がもっとも多いのは「ウォーキング/軽い体操」でした。
過去1年間に「ウォーキング」の経験がある人は、全体の「41.3%」に達しており、他の種目を圧倒しています。
また、5年前の調査に比べても参加者が増えています。
高齢者ほど参加者が多いのが特徴
「ウォーキング」のもう1つの特徴は、年齢を問わずに参加者が多いことです。
スポーツ全体の参加者の割合を見ると、ピークは「10代前半」で、その後は少なくなります。
多少の増減はあっても、年齢が高くなるほど参加者の割合が減っていきます。
一方、「ウォーキング」は、ピークが「60代後半」で、参加者の割合は50%を超えています。
特に男性の場合は「70代前半」がピークで、高齢の参加者が多いのが特徴です。
「ウォーキング」以外に参加者が多い種目
「ウォーキング」以外で参加者の多い種目は、ジムワークなどの「器具を使ったトレーニング」、「ボウリング」、「ジョギング・マラソン」「水泳」「登山・ハイキング」などです。
いくつかの例外を除けば、特別な用具を必要とせずに、その施設や場所に、身体1つで行けば参加できる種目が多いことが特徴です。
また、男女の参加者に差が少ないことや、ルールが複雑ではないことも重要な要素であることが分かります。