還暦を迎える人は「実際の年齢よりも、10歳~14歳若く見られたい」と思っている
今年還暦を迎える2千人へのアンケート
プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険(PGF生命)が、今年中に60歳の「還暦(かんれき)」を迎える1957年生まれの男女にアンケートを行なっています。
インターネット上で行なわれたアンケートには、男女1,000人ずつ、合計2,000人が回答しています。
70%以上が「還暦を迎える実感がわかない」
「還暦を迎えるという実感がわかない」という意見に、74.5%の人が「あてはまる」としています。
この比率は、男女ともにあまり違いがありません。
還暦を迎える人の70%以上は、自分が還暦を迎えるということを実感していないことになります。
肉体年齢と精神年齢は「50代前半」相当
「自分の肉体年齢と精神年齢は何歳か」という質問に対して、肉体年齢/精神年齢とも「50~54歳相当」が一番多い回答でした。
自分の実際の年齢よりも、肉体的にも精神的にも5歳以上若いと感じている人が多いことが分かります。
自分の実際の年齢と同じ、または上の年齢相当であるという回答は、肉体年齢で24.8%、精神年齢で9.8%に留まっています。
「10歳~14歳若く見られたい」人が多い
自分の見た目の年齢について希望を聞くと、「10~14歳若く見られたい」という人が多く、中には「20歳以上若く見られたい」という人もいます。
「年相応に見られたい」という人は20.3%に留まっています。
90%以上の人は自分は「高齢者」ではないと思っている
「何歳からが高齢者か」という質問には、「60歳未満」は0.9%、「60~64歳」も4.2%しかいないので、還暦を迎える人の90%以上は、自分のことは高齢者であるとは考えていないことになります。
そして、高齢者と考えている年齢は「70~74歳」が一番多く、次も「75~79歳」でした。
一般には65歳以上を高齢者とする場合が多いので、還暦で高齢者と感じる必要はありません。ただし、高齢者になるのは5年先ではなく、10年以上先に追いやっておきたいという気持ちが感じられます。
「還暦」のお祝いではなく、感謝のお祝いを
今回のアンケート結果から考えると、家族に還暦を迎える人がいる場合でも、「還暦」や「敬老」のお祝いではなく、一人の家族として、感謝のお祝いを考えた方が良さそうです。
今回のアンケートでも、「一緒に旅行に行く」「食事会を開く」などのイベントや、「旅行券を贈る」などのプレゼントが好ましいとされており、「赤いちゃんちゃんこを着る」など還暦特有の行事は好まれていません。
せっかくのお祝いの心が、きちんと伝わるように、お祝いの行事やプレゼントについては慎重に検討しましょう。