自分の葬儀の希望は「家族葬」。予算は88万円と想定

[2017/7/27 00:00]

40歳~60歳に限定した葬儀のアンケート

保険代理店の保険クリニックが、葬儀についてのWebアンケートを行なっています。

このアンケートは、2017年7月に行なわれ、40歳から60歳の男女各300名が回答しています。

半数以上の人が「家族葬」を希望

まず、「どんなお葬式をしたいですか」と、葬儀の形式を聞いています。

一番多いのは、「家族葬」で、53%と半数以上を占めました。

2番めに多いのは「直葬」で、「一般葬」は3番目となっています。

出典:保険クリニック

葬儀の金額は100万円未満を想定

「葬儀に対して、どれぐらいの費用を想定しているか」と質問しています。

「家族葬」では、平均で「88.2万円」でした。

「直葬」では「26.6万円」、「一般葬」では「138.9万円」となっています。

しかし、寄せられた金額は、家族葬で1万円~2,000万円、直葬で0円~300万円、一般葬で10万円~500万円と幅が広く、葬儀に対する予算の感覚が、人それぞれであることが分かります。

出典:保険クリニック

ほとんどの儀礼は必要ではない!?

「葬儀などの儀礼で省略してもいいと思うもの」を聞いています。

「精進落とし」「白木位牌(仮位牌)」「戒名」「お勤め・法要・法事」「香典・香典返し」の5つについては、600人の回答者のうち、半分以上の人が省略して良いとしています。

また、いずれの項目でも、女性の方が省略しても良いという人が多くなっています。

すべての儀礼について「省略していいものはない」という回答は、全体の12.8%に留まっています。

出典:保険クリニック

90%以上の人は葬儀の希望を伝えていない

「自分のエンディングに関して準備をしていること」という質問に、90%以上の人は「なにもしていない」と答えています。

何かしている人では、「お葬式プランやお墓の希望を家族に伝えた」という人が多く、エンディングノートを書いたり、予約を入れるところまでやっている人は、ごく少ないことが分かります。

40歳から60歳という回答者の年齢層は、自分の親世代の葬儀や墓について悩む年齢です。まだ、自分たちの終活については考えが及ばないのでしょう。

出典:保険クリニック
[シニアガイド編集部]