40代以上の転職希望者は、「休日、休暇」よりも「職種」と「勤務地」を重視する
「転職の際、企業のどこを見て応募するか」
転職・求人情報のポータルサイト「CAREER INDEX[転職]」が、「転職の際、企業のどこを見て応募するか」というアンケート結果を公開しています。
Webによるアンケートは、2017年5月に行なわれ、過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者515名が回答しています。
40代以上は、自分の待遇を重視していない
アンケート結果は、「30代以下」と「40代以上」に分けて公開されています。
注目している項目の1位は、いずれも「給与」でした。
しかし、30代以下の2位が「休日・休暇」なのに対し、40代以上では5位に留まっています。
つまり、40代以上の転職希望者は「休日・休暇」を重視していません。
また、「待遇・福利厚生」は、両方とも9位ですが、30代以下が42.5%なのに対し、40代以上では24.6%しかありません。
40代以上の転職希望者は「待遇・福利厚生」も重視していないことが分かります。
40代以上は、自分の経験が活かせるかどうかを気にしている
逆に、40代以上の転職希望者が注目している項目は、「職種」と「勤務地」「業務内容」です。
特に、「職種」は30代以下よりもポイントが高く、特に注目されています。
転職先の「職種」と「業務内容」は、40代以上がこれまで築き上げてきた経験や知識を活かせるかどうかの分かれ目だけに注目度が高いのでしょう。
また、「勤務地」は、通学中の子供がいる可能性が高い40代以上にとって、気になる点なのでしょう。
「経験」と「家族」が転職のポイント
30代以下と40代以上の回答結果を比べると、ほとんどの項目で40代以上のほうがポイントが低く、転職にあたって設定している条件がゆるくなっていることが分かります。
特に、「休日・休暇」と「待遇・福利厚生」の注目度は低く、自分のワーク・ライフ・バランスや福祉については重要視していません。
一方で、「職種」と「業務内容」については、転職先で自分の培ってきた知識と経験が活かせるかどうかという不安があるだけに、注目しています。
また、家族とくに子供がいる場合には、「勤務地」についても1つの制約となるでしょう。
40代以上の転職にあたっては「自分の経験」と「家族」という、自分の財産を活かせるかどうかが重要なポイントとなることが分かります。