東京都在住者の移住希望先は「沖縄県」と「北海道」
東京在住者対象のアンケート
ふるさと納税総合サイト『ふるさとチョイス』を運営しているトラストバンクが、「地方移住に関する意識調査」の結果を公開しています。
このインターネットアンケートは、東京在住で20代以上の男女1,115名を対象しています。
1,115人の回答者のうち、「地方移住に関心がある」のは541人でした。
ここから先は、この541人の回答に絞って紹介します。
希望の移住先1位は「沖縄」
移住に関心がある人が希望する移住先は、1位が「沖縄県」、2位が「北海道」、3位が「長野県」です。
東京都在住者なのに、「東京都」が5位に入っているのは、都内での移住ということでしょうか。
選択の理由は「自然が豊かな土地だから」
移住先を選択した理由は、「自然が豊かな土地だから」と「旅行などで訪れた地域だから」の2つが30%を超えています。
3位は「出身地、または過去に住んだことがあるから」でした。
自然の美しさがきっかけで、次が馴染みのある土地が選ばれやすいようです。
例えば、上位の移住先には、次のようなコメントが寄せられています。
- 【沖縄県】一番の候補は沖縄県南城市。海も手つかずの自然がそのまま残る百名ビーチが大好きで、神の島と呼ばれ、パワースポットでもある久高島にも近く、何度も訪れて住みたい気持ちが大きくなってきたから。
- 【北海道】札幌市は、便利さと自然へのアクセスとの両方を兼ね備えているから。
- 【長野県】長野県飯山市住み込みのアルバイトで1週間ほど行ったことがあり、とても良いところだったから。
1年以内に移住を希望する人もいる
「具体的な地方移住の時期」については、「1年以内」という回答が、20代では「17.2%」もいます。
全体的には、「特に時期は検討していない」や「10年以上後」などの回答が多いのですが、ごく近い未来の移住を考えている人が多めの結果となっています。
移住のきっかけは「マスメディア」と「SNS」
「地方移住に関心を持ったきっかけ」で、一番多いのは「マスメディアの影響」で、次が「SNSの影響」でした。
特に、20代ではSNSの影響が大きくなっています。
不安は経済面
「地方移住をするうえでの不安」の1位は「働き口がみつからない」でした。
また、「移住後あなたが希望する働き方」でも、「独立して働きたい」が1位、「今と同じ会社で働きたい」が2位で、職探しが困難であることを前提としているようです。
「自治体の支援制度として興味のあるもの」という質問でも、「家賃補助」「住宅関係の補助」「医療費助成」など、金銭に関する項目に注目が集まっています。
実際に地方移住を考えたときには、金銭面が一番不安ということの表れでしょう。