災害時の「子供の安全確保」は、お互いの連絡方法の確認から

[2017/8/20 00:00]

一番不安な災害は「地震」

ママ向け情報サイト「ママスタジアム」が、防災についてのアンケート結果を公開しています。

アンケート対象は、子育て中の女性397人です。

「対策が必要であると、強い不安を感じる災害」では、ほぼすべての人が「地震」を挙げています。
「東日本大震災」や「熊本地震」など、数年に一度は発生する大きな地震が強い印象を残しているのでしょう。

2番目は「火事」ですが挙げている人は半分以下でした。

「停電」「水害」「台風」などは、さらに少なくて3割以下となっています。

出典:ママスタジアム

分かってはいるが、準備には手がついていない

「家族の災害対策として準備できているもの」の上位3つは、「おしりふき・ウェットティッシュ」「懐中電灯・ランタン」「飲料水」でした。

また、「準備したいと思っていてできていないもの」では、「飲料水」「非常食」「簡易トイレ」が挙がっています。

全体的に、必要なものはわかっているが、準備には手がついていない状態のようです。

出典:ママスタジアム

防災について家族と話している人は意外に多い

「家族と防災について話している」または「話したことがある」人は83%でした。

特に、「避難ルートや避難場所」と「防災セットや備蓄」は半分以上の人が話し合っています。

ただ、「いざというときの連絡方法」を話し合っている人は3分の1しかいません。

出典:ママスタジアム

いちばん大切なのは「連絡方法の確認」

「災害に対して不安に感じること」という質問では、上位は「子供」のことで占められています。

出典:ママスタジアム

また、「歩いてでも子供のところに駆けつけようと思う距離」という質問でも、「8時間(32km)以上」や「どれだけ遠くても歩く」という人がいました。

出典:ママスタジアム

災害に対する最初の対応として「子供を始めとする家族の安全確保」を優先するのは当然です。しかし、災害の直後に長距離を歩くことは、自分自身が事故に遭う可能性を高めてしまいます。

それを防ぐためにも、普段から、子供を含めた家族の安否を確認する手段を確保しておきましょう。
大人の家族同士であれば、LINEなどのメッセージサービスを含めて、お互いに連絡が取れる方法を複数用意しておきましょう。

子供が年少の場合は、預けている施設との連絡方法を確保しておきます。

お互いの安否が確認できれば、ある程度、状況が落ち着くまで、それぞれが安全な場所で待機することができます。

[シニアガイド編集部]