60代の6割は、自分を「シニア」と思っていない
[2017/8/25 00:00]
「シニア」という呼び方についての意識調査
博報堂 新しい大人文化研究所が、「シニア」という呼び方についての意識調査の結果を公開しています。
この調査は、2017年3月にインターネット上でおこなわれ、首都圏の40代~60代の男女930人が回答しています。
自分を「シニア」と思っている60代は少ない
「“シニア”と呼ばれて、自分のことだと感じる人は、50代では12%、60代でも41%に留まりました。
つまり、50代の9割、60代の6割は、自分を「シニア」と思っていません
「“シニア”と呼ばれてみたい」という人は、さらに少なく、50代では3%、60代でも12%しかいません。
人から若く見られたいという気持ち
50代や60代が、「シニア」と呼ばれたくないと思う傾向は、年々強くなっています。
他の調査でも、60代の年齢意識は、実際の年齢よりも「14歳」ほど若いという結果が出ています。
自分の年齢は分かっていても、人からは若く見られたいという気持ちは、万人に共通のものでしょう。
この年代に限らず、「シニア」や「お年寄り」などの年齢で一括りにする呼び方は、使う場面をよく考える必要がありそうです。