65歳以上でも「週5日以上」働いている男性が3割もいる
65歳以上限定のアンケート
エンジニア向け転職サイトの「fabcross for エンジニア」が、「シニアの労働観・労働実態」というアンケート結果を公開しています。
2017年7月にインターネットで行なわれたアンケートには、65歳以上の男女千人ずつ、合計2千人が回答しています。
半数以上の男性は「働きたい」と思っている
「現在、働きたいか」と労働意欲を問う質問をしたところ、「とても働きたい」は10%、「ある程度は働きたい」は34%でした。
「働きたい」と思っている人の合計は44%でした。
男女別では、男性の方が労働意欲が高く、半分以上の人が「働きたい」と回答しています。
働く理由は「収入」が一番
先ほどの質問で、「働きたい」と答えた人に、働きたい理由を聞いています。
一番多かったのは、「収入を得たいから」で70%を超えました。
次に、「働くこと自体が楽しいから」「生活習慣を維持したいから」「社会との接点が欲しいから」が、40%台で並んでいます。
65歳以上になっても45%の人は働いている
「現在、働いているか。働いている場合は週に何日か」を聞いています。
「働いている」人も45%でした。年齢を考えると、かなり多くの人が働いていることが分かります。
働いている日数は「5日以上」が多く、20%を超えています。
男女別で見ると、男性の方が働いている人が多く、働く日数も多めです。
男性回答者の30%は「週5日以上」働いている
このアンケートによって、男性の方が労働意欲が高く、働いている日数も多いことが分かりました。
65歳以上の男性の30%以上が「週5日以上」働いていると回答しています。
65歳以上であれば、一般的には定年を迎え、年金も支給されている年代です。
しかし、男性は働くことを通じて社会とつながる生活を送ってきた人が多いので、働き続けたいと思う意欲が強いのでしょう。
働くことの理由としては「収入」が一番でしたが、二番目以降に「働くことが楽しい」「生活習慣を維持したい」「社会との接点が欲しい」など、労働を前向きに捉えている回答が並んでいることも、その現れでしょう。