離れて暮らす親が、病気やケガをしたら駆けつけられますか
高齢の親と別居している人へのアンケート
警備会社の「ALSOK」(アルソック)が、「別居している高齢の親を持つ子どもの意識調査」の結果を公開しています。
このインターネット調査は2017年8月に行なわれ、70歳以上の親と別居している30代から50代の男女600人を対象としています。
ここでは、親が入院したり、万が一のことがあった場合の対応について紹介します。
親に対する一番の不安は「病気やケガ」
「親の今後に対して、どのような不安を感じているか」を聞いています。
一番多いのは、「病気やケガ」で、突発的な事故や入院などが心配の種となっています。
二番目は「認知症、徘徊」でした。
三番目に「特に不安はない」が入っています。
これは、回答者の年齢が30代からと若く、まだ親に不安を感じていないのでしょう。
「当日」か「翌日」には駆けつけられる人が多い
「親が病気やケガをしたら駆けつけられますか」と、突発的なできごとへの対応を聞いています。
半分以上の人は「当日」に駆けつけられるとしています。
「翌日」の分と合わせると、80%以上の人は、連絡があった次の日までには駆けつけられます。
一方で、「駆けつけられない」という人も11.7%いました。
もしもの際に、休める日数
さらに、「親にもしものことがあった場合、何日仕事を休めますか」と聞いています。
半分の人は「必要な日数休める」と回答しています。
二番目に多いのは「わからない」で、三番目は「3日程度」でした。
そして、「休めない」という人が2.5%います。
万一の時には「忌引休暇」が使えることが多い
ほとんどの会社では、自分の肉親に万が一のことがあった場合に備えて、「忌引(きびき)休暇」または「慶弔(けいちょう)休暇」などの制度があります。
この場合、一般的な有給休暇とは別枠で休める日数が設定されています。
忌引休暇の日数は、自分と肉親との関係によって決まっており、「自分の両親」の場合には5日~10日程度が一般的です。
利用する可能性がある場合は、あらかじめ社内の規則や手続きを確認しておきましょう。