5年間で200万人増えた、65歳以上の有業者
[2017/9/24 00:00]
65歳以上の907万人が働いている
65歳以上の高齢者のうち、仕事をしている「有業者」が増えています。
これは、5年に1度行なわれる国の「社会生活基本調査」によって判明したものです。
今回行なわれた2016年の調査では、65歳以上の有業者数は、男性が「535万人」、女性が「372万人」で、合計907万人に上りました。
これは、5年前の2011年の調査に比べて、198万人増えています。
65歳以上の28.7%が働いている
その年代の人口に対して、働いている人の割合を示す「有業率」も上昇しています。
前回の調査に比べて、有業率は男女とも2%以上増えました。
つまり、65歳以上の人口が増えたから有業者が増えたのではなく、働き続ける意欲を持った人が増えているのです。
今回の調査の有業率は、男性「38.3%」、女性「21.0%」、全体が「28.7%」でした。
65歳以上の男性の4割、女性の2割が働いていることになります。
仕事時間は減少
働いている人が増えている一方で、一人当たりの働いている時間は短くなっています。
今回の調査では、男性の仕事時間は「4時間49分」、女性は「3時間38分」でした。
65歳以上の人は、自分の都合や体調に合わせた働き方をしているようです。