相続する可能性がある不動産は「親の持つ一戸建て」が大半
[2017/9/29 00:00]
「不動産相続」のアンケート
不動産関連の比較査定サイト「スマイスター」が「不動産相続についてのアンケート」結果を公開しています。
アンケートの回答者は「スマイスター」の利用者781人です。
不動産を相続する人は意外と多い
「将来、不動産を相続する可能性があるか」という質問に、「相続する可能性がある」という人は30.5%でした。
「すでに相続した経験がある」という人も21.9%います。
つまり、回答者の半分以上は不動産を相続したか、相続する可能性があります。回答者が不動産査定サイトのユーザーとはいえ、なかなか高い割合です。
不動産を相続したくない人が20%いる
「不動産を相続する可能性がある」と回答した238人を対象に、「その不動産を相続する意思があるか」を聞いています。
「相続する意思がある」が79.4%、「ない」が20.6%でした。
一定の割合で、不動産を相続したくないという人がいることが分かります。このあたりは、相続する不動産の内容にもよるのでしょう。
「一戸建て」が中心
「相続する可能性がある不動産の種類」は、「一戸建て」が一番多く81.5%でした。
続いて、「土地」「農地」「マンション」と続きます。
圧倒的に一戸建てが多く、マンションは、その1割しかありません。
「親」からの相続が多い
「相続する可能性がある不動産の所有者」は、「親」が92.6%でした。
「兄弟姉妹」「祖父母」「おじおば」などは、親の1割にも届きません。
不動産相続の多くが、親子間の相続であることが分かります。
用途は「わからない」が最多
「相続する可能性の不動産の用途」は、「わからない」が一番多く、4割近くもいます。
二番目は「自分が住む」ですが、「売却する」とあまり差がありません。
なんらかの形で賃貸に出すなどして活用することを考えている人もいますが、「空き家」のままという人もいます。