スマホを声で操作する人は3割だが、人前では2割に減る
スマホの音声操作についてのアンケート
通信会社のKDDIが、「日本人の音声操作に対する意識調査2017」の結果を公開しています。
最近のスマホは、音声認識の機能が向上して、主な操作は音声だけで行なえます。このアンケートでは、それを「音声操作」と呼んでいます。
アンケートでは、スマホの音声操作について、使っている人の割合やどんな使い方をしているかを聞いています。
2017年9月に行なわれたインターネットアンケートでは、全国の15歳~69歳の男女1,000名が回答しています。
音声操作をする人は、自宅で3割、外では2割
まず、実際に音声操作をしている人の割合を見てみましょう。
「自宅で音声操作をする」人は30.4%、「外出先で音声操作をする」人は22.1%でした。
自宅では音声操作をしても、周りに人がいる外出先では控える人がいること分かります。
年代別にみると、年齢が若いほど、音声操作をする割合が高くなっています。
「50代」で音声操作をする人は、「10代」の半分しかいません。
ただし、「60代」になると「50代」よりも音声操作をする人が増えます。
「60代」でスマホを使っている人は、まだ少ないので、新しい機能を試してみたい人が多いのかもしれません。
音声操作で多いのは、インターネットや地図の検索
実際に使っている人は、音声操作でどんなことを行なっているのでしょう。
音声操作を使っている人が多い「自宅」の例で見ています。
一番多いのは「インターネット検索」で、14.2%でした。
次に「地図の検索」で、「天気予報の確認」が、10%前後あります。
さらに、「音声メモ」や「ハンズフリー通話」などが続きます。
変わったところでは「音声アシスタントとの暇つぶしの会話」や「照明など家電/住宅設備の操作」などを行なっている人がいます。
これらの機能を使っている人が、数字に現れるほどの割合で実在することが分かります。
「人前で音声操作をするのは恥ずかしい」人は7割以上
さきほど見たように、「自宅では音声操作をしても、外出先ではしない」人が一定数います。
そこで、「外出先など、人前で、音声でインターネット検索をするのは恥ずかしい思うか」と聞いています。
すると、71.1%の人が「恥ずかしい」と答えています。
やはり、人前でスマホに話しかけている様子は、恥ずかしいと感じる人が多いようです。
男女別にみると、「恥ずかしい」と感じるのは、女性のほうが多いようです。
「ハンズフリー通話」は「音声操作」よりは恥ずかしくない
同じように、「人前でのハンズフリー通話は恥ずかしいと思う」という人は65.7%でした。
女性のほうが「恥ずかしい」と感じるのは変わりません。
ハンズフリー通話の方が、音声操作よりも、少しだけ恥ずかしくないようです。
同じように声を出していても、ハンズフリー通話の方が、状況が周りの人に伝わりやすいからかもしれません。
音声による操作や通話は、周囲の迷惑になりやすい行動です。人前で行なうときは、周りの状況を見てからにしましょう。