身寄りのない入院患者が、臨終後の事務手続きを委託できるサービス

[2017/10/21 00:00]

自分が死んだ後の事務手続きを委託

オンライン葬儀サービスのユニクエスト・オンラインが、臨終後の事務手続きを委託する「あんしん身支度サービス」を開始しました。

このサービスは、当初は大阪府と兵庫県内の病院に入院している人が対象ですが、今後、対応地域を拡大するとしています。

「あんしん身支度サービス」の内容

あんしん身支度サービスは、病院に入院中の人を対象とした、臨終後の不安を解消するためのサービスです。

ユニクエスト・オンラインと、「あんしん身支度サービス」の契約をすることで、臨終後の葬儀や納骨、医療費の清算などの手続きを委任します。

臨終後に必要な事務手続きを委任しておくことによって、身寄りのない場合や、親族に迷惑を掛けたくない場合でも、不安なく入院生活が送れます。

基本サービス料は9万5千円(税込)です。

具体的なサービス内容は、次の通りです。

  • 葬儀・納骨・埋葬に関する事務
  • 医療費の清算及び債務弁済事務
  • 親族、知人等への死亡連絡
  • 病室に残された所有物の処分に関する事務
  • 死亡届の提出、火葬許可証の受領

なお、火葬や永代供養(海洋散骨)などの費用は含まれていません。

出典:ユニクエスト・オンライン

親族はいるが迷惑を掛けたくないという人にも

ユニクエスト・オンラインには、「亡くなった後のことが心配」「お葬式の費用を先に払っておきたい」という要望が多く寄せられていました。

身寄りのない人以外にも、親族と疎遠になっていたり、親族はいるが迷惑を掛けたくないという人が多く、委託サービスの需要があるとしています。

また、病院側も身寄りがない人が亡くなった場合にの事務負担が重いという悩みがありました。

「あんしん身支度サービス」に加入することで、入院患者と病院の不安を解消できるとしています。

[シニアガイド編集部]