40歳になると「体質が変わった」と感じ、健康診断の「要再検査指示」が出はじめる

[2017/11/2 00:00]

40歳からの健康に関するアンケート

保険代理店の「保険のクリニック」が、「40歳からの健康に関するアンケート」の結果を公開しています。

2017年10月に行なわれたインターネットアンケートでは、40歳から60歳の男女300人ずつ、合計600人が回答しています。

体質が変わった自覚がある人は半分弱

「自分の体質が変わる時期があった」人は、47.5%でした。

特に体調が変わったと自覚している人は、半分弱でした。

変化の内容は、「疲れやすくなった」「無理がきかなくなった」など、体力に関することと、「太りやすくなった」「体重が増えなくなった」などの代謝に関することが多いようです。

出典:保険のクリニック

体質が変わったのは「40代」

「体質が変わる時期があった」という人に、その年齢を聞いています。

一番多いのは「40歳」で、二番目は「45歳」でした。

40代の年齢を挙げた人は、全体の57%です。

出典:保険のクリニック

健康診断でダメ出しが出るのも「40代」

角度を変えて「健康診断で初めて指摘(要経過観察、要再検査、要精密検査、要治療)があったのは何歳頃ですか」と聞いています。

まず、「健康診断で指摘を受けたことがある人は「32%」で、3人に1人でした。

そして、指摘を受けた年齢は、「40歳」が一番多く、「45歳」が続きます。

平均は「40.6歳」でした。

やはり、40代は、体調が変化する、一つの節目と考えて良さそうです。

出典:保険のクリニック

4人に1人は、要検査指示を無視

なお、「要再検査以上の指摘後、きちんと病院に行きましたか」という質問に、「行っていない」人が25.4%もいます。

4人に1人は、健康診断で指摘を受けても、そのまま放置しているようです。

出典:保険のクリニック

40歳を過ぎたら身体をチェックしよう

このアンケートでは、「体質の変化」という自覚症状と、「健康診断での指摘」という客観情報の、2つの側面から、節目となる年代を探っています。

その結果、40代、特に40歳前後に、なんらかの変化を感じたり、指摘される人が多いことが分かりました。

体力でカバーしてきた30代までの無理が、体質の変化によって、表に現われてくるのが、この時期なのでしょう。

健康を維持するために、40代に入ったら、健康診断などで客観的に自分の身体をチェックする習慣を付けましょう。

[シニアガイド編集部]