本を読む習慣がある人は4割。本が好きな理由は「面白い」から
文化の日の前後は「読書週間」
今日、11月3日は「文化の日」です。
文化の日を中心にした、10月27日から11月9日までの2週間は、「読書週間」でもあります。
「読書週間」は、読書を推進することを目的とした運動で、1947年から続いています。
これにちなんで、調査会社のクロス・マーケティングが行なった「読書に関する実態調査」から、最近の読書傾向を紹介しましょう。
2017年10月に行なわれたインターネット調査は、一都三県(埼玉、千葉、東京、神奈川)の15~69歳の男女1,200人が回答しています。
なお、この調査では、マンガや雑誌は「読書」に含めていません。
本を読む習慣がある人は4割
「本を読む習慣がある」人は39.4%で、「本を読む習慣がない」人よりも少なくなっています。
2年前の同じ調査では、50.8%でしたから、読書の習慣がある人はかなり少なくなっています。
「読書が好き」という人は6割
積極的に「読書が好き」という人は33.1%でした。
「どちらかというと好き」と合わせると、66.3%です。
読書が好きな人は3人に1人、どちらかというと好きを合わせても3人のうち2人です。
「読書が嫌い」という人が、14.4%もいます。
「読書をする理由」は「面白い」から
「読書をする理由」で、一番多いのは「単純に読書が面白いから」で、他の回答の2倍以上あります。
「教養」や「自己投資」など、目的を持って読書を行なっている人よりも、本の面白さを評価している人が多いことが分かります。
「読書をしない理由」は「忙しい」から
一方、「読書をしない理由」で多いのは「忙しい」でした。
二番目と三番目は、「読みたいと思う本がない」と「他の趣味のほうが面白い」が続いています。
9割以上の人は「主に紙媒体」で読んでいる
最後に、「紙媒体」と「電子書籍」のどちらを主に使っているかを聞いています。
「主に紙媒体で読む」人が94.1%と、ほとんどを占めています。
「主に電子書籍で読む」人は5.0%に留まっています。
ただし、「紙の書籍と電子書籍を使い分けている」という人も23.5%います。少しずつですが、用途に応じて使い分ける人が出てきていることが分かります。