夫は「嫁」や「家内」と呼ぶが、本当は「妻」か「奥さん」と呼ばれたい

[2017/11/12 00:00]

全国1万人が参加した「夫婦の呼び方」アンケート

調査会社のインテージリサーチが、「夫婦のお互いの呼び方」についてのアンケート結果を公開しています。

このインターネット調査は、2017年3月に、全国の20歳以上69歳までの1万人の男女を対象に行なわれました。

本当は、女性は「妻」と呼ばれたい

調査時点で配偶者がいる女性3,277人に、「親しい人の前で配偶者が自身のことを何と呼ぶか」を聞いています。

一番多いのは「嫁」で、次いで「奥さん」です。

一方、「どのように呼んでほしいか」と聞くと、一番多いのが「妻」で、次いで「奥さん」でした。
つまり、女性は「妻」と呼ばれたい人が多いのですが、実際には「嫁」と呼ばれているという、ズレがあることが分かりました。

出典:インテージリサーチ

同じように、調査時点で配偶者がいる男性3,037人に、呼ばれ方を聞いています。

男性の「実際の呼ばれ方」は「主人」と「旦那(だんな)」がほぼ同率でした。

「希望する呼ばれ方」でも、「主人」と「旦那」の順に多いので、自分が希望する呼び方と実際の呼ばれ方にズレはありません。

出典:インテージリサーチ

年代によって呼び方が変わる

配偶者の呼び方を、年代別に見ると、大きな違いがあります。

男性の場合、20代から50代までは「嫁」と呼ぶ人が多いのですが、60代のみ「家内」と呼びます。

また、20代と30代では「奥さん」という呼び方も多いのですが、40代以上では「妻」の方が多くなります。

男性の配偶者の呼び方は、年代による違いが大きく、若い世代は「嫁」か「奥さん」、40代以降は「妻」か「家内」が主流です。

出典:インテージリサーチ

女性の場合、20代から40代までは「旦那」が多く、50代と60代では「主人」が多くなります。

20代では、「名前の敬称付」や「名前の呼び捨て」、「愛称」などが使われます。

しかし、30代からは「お父さん/パパ」という呼び方が増えてきます。

女性の配偶者の呼び方は、20代までは夫婦2人の関係に基づく呼び方が多いのですが、子供ができることで、配偶者の呼び方も、子供との関係に基づくものへと変わることが分かります。

出典:インテージリサーチ
[シニアガイド編集部]