「配偶者が亡くなった後、自分は再婚したいと思いますか」
配偶者と死別したときを想定したアンケート
不動産会社のハイアス・アンド・カンパニーが、「”没イチ”と相続に関する意識調査」の結果を公開しています。
このアンケートは、2017年10月にインターネット上で行なわれ、1,210人の有効回答を得ています。
ここでは、配偶者と死別した場合についての回答を紹介します。
配偶者に先立たれても、自分は再婚したくない人が多い
配偶者がいる回答者621人を対象に、「配偶者が亡くなった後、自分は再婚したいと思いますか」と聞いています。
再婚したいと思っている人は、「どちらかといえば思う」を含めても16.7%と多くありません。
一方、再婚したいと思わない人は、「どちらかと言えば思わない」を含めると45.3%もいました。
つまり、配偶者に先立たれても、自分は再婚したいと思わない人の方が、ずっと多いのです。
自分が先立ったときは、配偶者に再婚してほしい
逆に、「自分が亡くなった後、配偶者が再婚することについて、どう思いますか」と聞いています。
こちらは、配偶者の再婚に賛成する人が41.2%で、残された配偶者に再婚してほしいと思っている人の方が多くなっています。
残された配偶者の再婚に反対の人は9.8%でした。
ただし、49%の人は「どちらとも言えない」と回答しており、賛成とも反対とも決めかねている人が多くなっています。
万が一のことを考えておくことは無駄にはならない
このアンケートでは、年齢別や性別の回答は、残念ながら公開されていません。
ちょっと考えてみても、配偶者と死別した年齢や子供の有無によって、再婚を希望するかどうかは大きく変わるでしょう。
そのあたりも、「どちらとも言えない」という回答が多くなった原因でしょう。
ただし、子供が独立した高齢者世帯の場合、最終的には夫婦のどちらかが先だって一人暮らしになる可能性が高いことは覚えておいても良いでしょう。
「縁起でもない」とは思わずに、「そうなったときには、どう対応しよう」と考えておくことは、決して無駄ではありません。