30代夫婦の会話のテーマは「休みの予定」、60代夫婦は「健康/体調」
「いい夫婦の日」に関連したアンケート
11月22日は、「いい夫婦の日」でした。それに合わせて、夫婦関係についてのアンケート結果がいくつも公開されました。
中でも興味深かったのが“「いい夫婦の日」をすすめる会”が行なったアンケートです。
このアンケートは、2017年10月にインターネットで行なわれたものですが、詳細な結果が公開されています。
そのため、結果を細かく見ていると、男女の違いや年代ごとの特徴が読み取れるのです。
ここでは、一例として、「夫婦の会話のテーマ」について紹介します。
30代夫婦の会話のテーマは「休みの予定」と「子供」
「夫婦の会話のテーマ」についての質問の、具体的な内容は、「ご夫婦で会話される時の話題について、あてはまるものをすべてお選びください」です。
30代男性が選んだベスト3は、「休みの予定」「子供」「仕事/会社」でした。
30代女性では、「休みの予定」と「子供」は同じですが、3位に「食事や食べ物」が入ります。
つまり「休みの予定」と「子供」が、30代夫婦の会話の主なテーマです。
会話の例を想像すると、「次の連休に、子供を連れて遊びに行く予定を話し合う」という光景が目に浮かびます。
60代夫婦の会話のテーマは「食事や食べ物」と「健康/体調」
60代になると、夫婦の会話のテーマが変わります。
60代男性が選んだベスト3は、「健康/体調」「食事や食べ物」「休みの予定」「子供」でした。
60代女性では、「子供」「食事や食べ物」「健康/体調」です。
どうやら「食事や食べ物」と「健康/体調」が、60代夫婦の会話の主なテーマのようです。
会話の例を想像すると、「人間ドックの検査結果が悪かったので、塩分やカロリーの制限について話し合う」光景が目に浮かびます。
30代と60代の男女すべてで、3位以内に入っていた話題は「子供」でした。やはり、夫婦にとって、「子供」というのは特別な存在のようです。
また、30代夫婦で主な会話のテーマだった「休みの予定」は、とくに60代女性で順位を下げています。
時を重ねると会話のテーマが変わる
下位の方でも、30代夫婦と60代夫婦では回答が変わってきます。
30代の夫婦の会話のテーマでは「友人」がベスト10に入っていますが、60代ではベスト10までに入っていません。
逆に、60代夫婦の会話では「地域に関わること」がテーマのベスト10に入っていますが、30代では入っていません。
長く同じ場所に住むことや子育てなどを通じて、人との関わり合いと関心が、個人的なつながりの「友人」から、自宅周辺の「地域のこと」へと変わっていく様子がうかがえます。
このように、夫婦の会話のテーマは、時を重ねるにつれて変わるのです。
夫婦円満の道は会話から
ベスト10には入っていませんが、「特に夫婦で会話することはない」という回答が、30代男女では4％、60代男女では7％もありました。
「特に夫婦で会話することはない」と回答した人の多くが、自分たちは円満な夫婦ではないと自覚しています。
たしかに、お互いに会話が交わされないような間柄では、とても円満な状態とは言えないでしょう。
テーマがなんであれ夫婦の間に会話があるのは幸せなことです。相手の話したい話題に付き合って、楽しい会話が続くように努めましょう。
