スマホユーザーの8割近くが「LINE」を、20代女性の6割以上が「Instagram」を使っている
スマホの利用法に関する調査
旅行に関するシンクタンクのJTB総合研究所が、「スマートフォンの利用についての調査結果」を公開しています。
この調査は、2017年9月にインターネットで行なわれました。
首都圏、名古屋圏、大阪圏に住む、18歳から69歳までの男女1,030名の回答を集計しています。
ここでは、スマホの主なアプリ別に、ユーザー層の特徴を紹介します。
8割近くの人が「LINE」を使っている
コミュニケーションアプリの「LINE」(ライン)を使っているユーザーは多く、回答者全体の利用率は「78.9%」です。
ほぼ、8割に届きそうな勢いで、使っていて当たり前なアプリと言って良いでしょうす。
利用率は、年代を問わずに高く、一番低い60代男性でも50%を超えています。
男女別では女性の方が多く、特に20代と30代では90%を超えています。
「Youtube」は男性の方が見る
動画サイトの「Youtube」(ユーチューブ)の利用率は「59.2%」でした。
性別では、男性の方がよく利用しています。
年齢別では、20代と30代の利用率が高く、年齢が進むに連れて下がります。
「Twitter」が届くのは30代まで
短文SNSの「Twitter」(ツイッター)の利用率は「36.5%」でした。
年齢別では、29歳以下が飛び抜けて多く、若者受けするアプリであることが分かります。
利用率は30歳を超えると半分を切り、40代からは3分の1を切ります。Twitterの影響が届くのは30代ぐらいまでと見て良いでしょう。
「Facebook」はオジサンに受けるSNS
SNSの「Facebook」(フェイスブック)の利用率は「36.7%」でした。
性別では、男性の方がよく使っていることがわかります。
さらに、男性は年齢が上がっても利用率が下がりません。
40代以上でもFacebookを活用している人が多く、オジサン受けするSNSと言えるでしょう。
「Instagram」は若い女性が中心
写真中心のSNS「Instagram」(インスタグラム)の利用率は、全体では「28.2%」でした。
しかし、29歳以下の女性では「66.0%」と驚異的な利用率の高さです。
30代でも45.6%と、女性の利用率が高く、若い女性が中心となって利用していることが分かります。
スマホの用途は「アプリ」が中心に
「スマートフォンでよく使う機能」という質問では、「メール」と「電話」が多いものの、過去3年分で減り続けています。
一方、「メッセージ・チャット」や「ニュース」「地図」などのアプリは、利用率が上がっており、スマホの使い方が、多機能電話から、アプリを使うコンピュータへと変わってきていることが分かります。
また、人とのつながりをもたらす、メッセージアプリやSNSでも、それぞれ年齢や性別に普及率に差があります。
自分が利用する場合は、そのあたりも考慮して、使うアプリを選びましょう。