相続税の課税対象になった人の割合は、全国で8.1%、都内では12.8%

[2017/12/18 00:00]

相続税の「課税割合」は微増

国税庁から、2016年の相続税の申告状況が発表されました。

2016年は、相続税の改正が行なわれてから2年目で、前年のような大きな変化が続くのか注目されていました。

結果としては、2015年のような大きな変化はなく、ほぼ横ばいから微増という動きとなっています。

全国で、2015年に亡くなられた人のうち、相続税の対象となった人の比率を示す「課税割合」は8.1%でした。これは、前年の8.0%から0.1%という微増に留まっています。

課税割合の推移 出典:国税庁

2016年に亡くなった「被相続人」の数は「131万人」で、昨年の129万人から微増でした。

相続税を支払う義務があった被相続人は「10万6千人」で、こちらも前年の10万3千人からわずかな増加に留まっています。

被相続人数の推移 出典:国税庁

被相続人1人あたりの相続税の対象となった財産は「1億3,960万円」で、前年の1億4,126万円からわずかに下がりました。

被相続人1人あたりの相続税額は「1,764万円」で、前年の1,758万円から、ほぼ横ばいです。

法改正から2年目ということでしたが、1年目のような大きな変化はなく、わずかな変化に留まっています。

相続財産は「土地」と「現金/預貯金」

相続財産の金額の構成比は、土地が38.0%、現金/預貯金等が31.2%で、この2つが多くを占めています。この比率も、昨年と大きく変わっていません。

以下、有価証券が14.4%、家屋が5.5%、その他が10.9%となっています。

相続財産の金額の構成比 出典:データを基に編集部が作成

東京都では「12.7%」が相続税の対象

なお、東京都に限定すると、相続税の課税割合は「12.8%」でした。前年の12.7%から0.1%だけ増えました。

東京都は、所得や土地の評価額が高いことから、全国平均よりも課税割合が高くなる傾向にあります。

また、被相続人1人当たりの税額は「2,473万円」と大きく、相続財産に占める土地の割合も全国より数%高くなっています。

都内では一戸建ての住宅などの不動産を、親から相続した場合には、相続税の課税対象となる可能性があります。事前に、税務署の窓口などで相談しましょう。

東京都の課税割合の推移 出典:東京国税局
[シニアガイド編集部]
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