「糖質」と「カロリー」、どっちを気にしていますか
800人に聞いた「糖質とカロリー」
サッポロビールが、「糖質とカロリーに関する意識調査」の結果を公開しています。
2017年12月に行なわれたインターネットアンケートでは、20代から50代までの男女800人が回答しています。
糖質やカロリーを気にする人が多い
商品を買う際に、「糖質やカロリーが気になる」という人は「78%」でした。
「気にならない」という人は22%しかいません。
どちらかといえば「カロリー」の方が気になる
「糖質とカロリー、どちらを気にして商品を買うか」という質問では、「糖質」よりも「カロリー」を意識している人の方が、少しだけ多くなっています。
糖質とカロリーの違いを知っている人は少ない
「糖質とカロリーが身体に与える影響の違いを知っていますか」と質問しています。
「知っている」は8%だけで、「やや知っている」を合わせても41%でした。
糖質とカロリーの違いについて、ちゃんと分かっている人は少ないようです。
糖質とカロリーの違い
「糖質」と「カロリー」の関係について、管理栄養士の麻生れいみ氏がコメントしています。
近年、糖質ゼロ商品が多く販売されていますが、糖質ゼロだからといってカロリーが低いわけではないことを知っていますか。糖質がゼロならカロリーも低いだろうと思う方も多いと思いますが、そうとは限らないんです。カロリーとは、エネルギーの単位です。1リットルの水の温度を1度上げるために必要なエネルギーが1kcalです。
1gについて炭水化物とたんぱく質が約4kcal、脂質が約9kcalの熱をだします。食べるもののカロリーを計算して、消費するカロリーよりも少なくすれば、その差の分だけ体脂肪が燃やされて痩せると考えます。
糖質は炭水化物から食物繊維を除いたものです。
糖質と聞くと、甘い砂糖を想い浮かべる人も多いと思いますが、ご飯や麺類、パン、芋類など、私たちが主食として食べている食べ物にも多く含まれています。
実は、高カロリーと敬遠されていた脂質、肉類や卵などのタンパク質には糖質はほとんど含まれていません。
人の体は糖質をとると優先的にエネルギーとして燃焼し、糖がなくなってから脂肪燃焼をはじめます。
つまり、糖質の多い食事をしている限りは、脂肪燃焼が後回しになってしまっているということなので、糖質を控えることができればインスリンの分泌が抑えられ、脂肪の蓄積が抑えられます。
食べることは生きること。私たちのカラダは食べたもので、できています。正しく糖質とカロリーの違いを理解して、罪悪感持たずに、美味しく楽しく、身体に負担を与えないよう健康的な食生活を心がけたいですね。