90%以上の人が睡眠に不満。良く寝るための工夫は「温める」と「体を動かす」

[2018/2/6 00:00]

健康機器メーカーによる「睡眠」アンケート

健康機器メーカーのフジ医療器が、「睡眠に関する調査」の結果を公開しています。

2017年12月に行なわれたインターネットアンケートには、20歳以上の男女4,303名が回答しています。

ほとんどすべての人が、睡眠に不満を持っている

「睡眠に不満がある」人は「92.6%」で、回答者のほぼすべてが睡眠に不満を持っていることが分かりました。

出典:フジ医療器

睡眠に対する不満は年齢によって変わる

「睡眠に対する不満の内容」に対する回答の上位は、次の4つでした。

  • 「寝ても疲れがとれない」
  • 「何度か目が覚める」
  • 「朝すっきりと起きられない」
  • 「なかなか寝付けない」

これらの悩みは、年代によって特徴があります。

「寝ても疲れがとれない」と「朝すっきりと起きられない」は、若い人に多く、年齢が進むに連れて少なくなります。

逆に、「何度か目が覚める」は、年齢が高くなるほど増えます。

また、「なかなか寝付けない」は年齢に関係なく、一定の数がいます。

いくつになっても、年齢に応じた睡眠の悩みがあって、なかなか快眠できない状況が分かります。

理想の睡眠時間は「8時間」

では、いったい皆さんは、平均で何時間ぐらい寝ているのでしょう。

「平均睡眠時間」について最も多い回答は、平日は「6時間」、休日が「7時間」でした。

一方、「理想の睡眠時間」を聞くと、半分以上の人が「8時間」と回答しています。

平日だけでなく、休日でも、理想とする睡眠時間に足りていないことが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

快眠を得るための工夫は「温める」と「体を動かす」

「快眠を得るために工夫していること」に対する回答の上位は、次の4つでした。

  • 「入浴」
  • 「あたたかい飲み物を飲む」
  • 「ストレッチをする」
  • 「マッサージをする」

「入浴」や「あたたかい飲み物を飲む」は女性に多く、体を温めることを心がけていることが分かります。

「ストレッチをする」や「マッサージをする」など、体を動かしてリラックス方法は、男女の差がなく取り組まれています。

また、男性を中心に「何もしていない」や「酒を飲む」という回答が多く、良い方法が見つからずにいる人もいるようです。

[シニアガイド編集部]