60代後半でも「スマホ」所有者が「ガラケー」を上回る
[2018/2/18 00:00]
3年連続の携帯電話調査
調査会社のビデオリサーチが、シニア層が所有する携帯電話の調査結果を公開しています。
この調査は、東京を中心とした半径50km圏内で3年間に渡って行なわれました。
2017年の調査では、これまで「ガラケー(フィーチャーフォン)」が優勢だった「60代後半」でも、「スマホ(スマートフォン)」が逆転しました。
各年代別に3年間の推移をグラフ化しています。
50代後半は、3年前から「スマホ」
「50代後半」では、2015年の段階で「スマホ」が優勢となっています。
2017年の調査では、スマホは74.5%、ガラケーは33.0%で、大きな差がついています。
60代前半は、2016年にスマホが逆転
「60代前半」では、2016年に「スマホ」が「ガラケー」を上回りました。
2017年には、差が大きく広がり、スマホが64.5%、ガラケーが40.4%となりました。
今回逆転した「60代後半」
「60代後半」は、2017年に初めてスマホがガラケーを上回りました。
2年前の2015年には、スマホは24.0%しかなく、ガラケーが圧倒していました。
しかし、2017年にはスマホが50.5%、ガラケーが48.5%で、僅差ながらスマホが優勢となっています。
「70代前半」も、スマホが増加中
「70代前半」は、2017年の時点でスマホが32.7%、ガラケーが61.9%で、ガラケーが優勢です。
しかし、過去の推移を見るとスマホが急増しており、ここ数年のうちにガラケーを逆転する可能性があります。
シニア層へのスマホの浸透は、急速に進んでおり、70代前半についても例外ではないでしょう。