一人暮らしで不要だった物、買い足した物
一人暮らしを始めた人に聞いたアンケート
通信販売会社のベルメゾンが、「一人暮らしの準備調査」の結果を公開しています。
2018年2月に行なわれたインターネットアンケートには、一人暮らしを始めて3年以内の全国の20代の男女310人が回答しています。
若い一人暮らしの人を対象にした調査ですが、「必要と思って購入したが、不要だった物」など、単身赴任や、定年後の一人暮らしにも参考になるデータが集まっています。
準備したが不要だった物
引越し前に購入したが、実際は不要だった物が「ある」人は、全体の31.0%でした。
では、不要だった物の上位から20位までを挙げてみましょう。
- 冷蔵庫
- 炊飯器
- 電気ポット
- ピーラー
- アイロン
- オーブンレンジ
- 浄水器
- 掃除機
- ソファ
- フライパン
- 計量スプーン、カップ
- 本棚
- まな板
- 鍋
- 箸
- 便座カバー
- 洗濯バサミ
- 洗濯ネット
- 室内用スリッパ
- クッション
上位は、台所で使う調理家電が多くなっています。
「冷蔵庫」を不要としている男性は11.0%、女性は0.6%で、ほとんどが男性です。
「炊飯器」「オーブンレンジ」「浄水器」「フライパン」「まな板」「箸」なども同様に、男性が中心です。
男性からは「外食が多いため」というコメントが寄せられています。台所ではお湯を沸かすぐらいしかしないのでしょう。
「箸」も、お弁当と一緒にコンビニやスーパーで貰うもので足りているでしょう。
台所以外でも、男性が不要と思っているものは多く、例えば「本棚」「洗濯バサミ」「洗濯ネット」「室内用スリッパ」などを不要としています。
女性の方が多いのは「ピーラー」「便座カバー」「クッション」など雑貨に近いものが多くなっています。
しかし、「鍋」は女性でも不要としている人がたくさんいます。
ひょっとしたら、女性は1つではなく、複数の鍋のセットなどを準備して後悔する人が多いのかもしれません。
また、「アイロン」「掃除機」「ソファ」「計量スプーン、カップ」は、男女ともに挙げている人が多く、「買ったけれど使わない」という可能性が高い、要注意物件のようです
一人暮らし後に買い足した物
「一人暮らしを始めてから、必要で買い足した物」も聞いています。
こちらの質問では、「特にない」という人は少なく、7割以上の人は、何か買い足したものがあります。
上位20位は、次の通りです。
- 体重計
- 加湿器
- 皿
- ハンガー
- 収納ケース
- コップ
- クッション
- 冷蔵庫
- 扇風機
- DVDプレーヤー/レコーダー
- ハンドタオル
- 炊飯器
- 電気ポット
- こたつ
- 箸
- 空気清浄機
- 本棚
- 暖房器具
- ピーラー
- バスタオル
女性が多く挙げているのは、「体重計」「加湿器」「皿」「収納ケース」「コップ」「クッション」「こたつ」などです。
男性が多く挙げているのは、「ハンガー」「冷蔵庫」「扇風機」「炊飯器」「電気ポット」「空気清浄機」などです。
男性は、調理家電が多く挙がっています。
調理家電は、「引越し前に購入したが、実際は不要だった物」で、上位を占めていました。
「購入したが不要だった」と思っている人がいる一方で、「一人暮らしをしてみたら必要になって買い足した」人も多いことが分かります。
迷ったら、必要になってから買おう
一人暮らしなどの新生活を前にして、想像を膨らませて、いろいろな準備をするのは楽しいものです。
しかし、実際に新生活を始めてみると、事前に予想していた生活とは異なっていることが多く、準備したものが不要だったり、新しく必要なものが出てくるのが普通です。
新生活の準備は必要最低限にしておき、購入を迷うような物は、必要になってから購入すると良いでしょう。
そうすれば、「あの時、あれを買うお金があったら、今これを買えるのに」という後悔をすることも少なくなるはずです。