2017年にお墓を買った人の半分は「一般墓」を選択。平均金額は「174万円」

[2018/3/16 00:00]

お墓を購入した人へのアンケート

お墓の総合情報サイト「いいお墓」が、「お墓の全国消費者実態調査」の結果を公開しています。

この調査は、2017年に「いいお墓」を通じてお墓の購入報告のあったユーザーからのアンケートを基にしたものです。

2018年2月に行なわれたアンケートでは、433人が回答を寄せています。

ここでは、購入されたお墓の形式に絞って紹介します。

「一般墓」が半分を占める

ここでは、お墓を4つの形式に分けています。

実際に購入したお墓の形式を見てみましょう。

一般的な墓石がある「一般墓」が一番多く、ほぼ半分を占めています。

次いで「樹木葬」が24.9%、「納骨堂」が19.6%、「その他の永代供養墓」が8.8%でした。

「一般墓」は根強い人気がありますが、「樹木葬」も全体の4分の1近くまで増えています。

なお、男女別にみると、男性は「一般墓」を好む傾向があります。

出典:いいお墓

一般墓の総額は174万円

それぞれの平均総額を見てみましょう。

墓石のある「一般墓」は「174万1千円」でした。

「樹木葬」が一番安く、「70万9千円」です。

「納骨堂」と「その他の永代供養墓」は、90万円台で、ほぼ並んでいます。

こうして見ると、「一般墓」は、他の形式の2倍近い費用がかかる、贅沢なお墓であることが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

生きていた証を残したいなら「一般墓」

お墓の形式を選んだ理由は、選んだお墓によって異なります。

「一般墓」では、「家族で一緒に使えるから」や「生きていた証としてお墓を残したいから」という人がお、他のお墓よりも多くなっています。

「樹木葬」では、「埋葬後に自然に還れそうだから」と考える人が多いことが分かります。

「納骨堂」や「その他の永代供養墓」では「管理が気軽そうだから」が理由となっています。

樹木葬を含む永代供養墓は、一般墓以外の選択肢として、ひとまとめにされがちですが、実際には、それぞれが異なる理由で選ばれていることが分かります。

出典:いいお墓

お墓の形式よりも、お墓参りしやすいことが重要

最後に、「霊園・墓地選びで一番重視した点」を見てみましょう。

一番多いのは「お墓参りにアクセスの良いエリア」でした。

「お墓の形式」よりも、お墓参りしやすいかどうかを、優先する人の方が多いことが分かります。

せっかく故人を偲んでお参りしてくれる、家族への配慮を忘れてはいけないということでしょう。

出典:いいお墓
[シニアガイド編集部]