家庭で作る揚げ物調理が増えない理由
[2018/5/9 00:00]
家庭における揚げ物調理の調査
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社が、「家庭における揚げ物調理」の調査結果を公開しています。
これは、同社が行なった「食卓の変化実態調査 byラクテク」の一部で、20代~60代の既婚/持ち家/同居家族有りの男女1,000人が回答しています。
自分も家族も「揚げ物」を増やしたいと思っている
普段料理を作ってもらうことが多い家族の約7割は「理想をいえばもっと手づくりの揚げ物を自宅で食べたい」と回答しています。
揚げ物が「好き」と回答している人は9割もいて、家族みんなに好かれていることが分かります。
一方、料理をする側の人も「理想を言えば自宅でも、もっと手作りの揚げ物を楽しみたいと思っている」と答える人が7割弱もいます。
揚げ物は、家族に望まれていて、料理する人も増やしたいと思っていることが分かりました。
では、何が家庭での揚げ物調理を増やすことを、はばんでいるのでしょうか。
後片付けや掃除が「揚げ物」を避けさせる
「自宅での揚げ物を避けたい理由」を聞いています。
一番多いのは、「調理後の掃除や後片付けが大変になる」でした。
次に「キッチンの油ハネ汚れが落ちにくい」で、「レンジフードがすぐに汚くなってしまう」が続きます。
つまり、揚げ物料理を作ることの手間よりも、その後に必要なキッチンの掃除が重荷になっていることが分かります。
レンジフードは掃除したくない
「キッチン周りで掃除するのが嫌な場所ランキング」の1位は「レンジフード」でした。
レンジフードは、手が届きにくく、油汚れが蓄積されやすい場所の代表です。
揚げ物調理の際に、周囲に飛び散る油は、防いだり、すぐに掃除することができても、レンジフードは、いつもは汚れが見えないだけに、怖さや気持ち悪さを感じやすいのでしょう。
自宅のリフォームを考える時に、キッチンのレンジフードを掃除しやすい機種にすると、食卓に出てくる揚げ物料理が増えるかもしれません。