50代も「ネットはスマホ」が当たり前に

[2018/5/28 00:00]

50代でも「スマホ」が最多

総務省が「平成29年 通信利用動向調査」を公開しました。

ネットを利用する際に使用する機器は、50代でも「スマートフォン(スマホ)」が「パソコン」を上回りました。

これで、6歳から59歳まで「スマホ」が一番になっており、ネットを利用するための機器はスマホが主役になったと言えます。

ネットに繋がっている人は8割弱

個人別に、インターネット利用者の割合と、その際に利用する機器を見ています。

インターネット利用者の割合は「77.8%」に達しました。ほぼ8割の個人が、ネットに繋がっています。

使用する機器は「スマホ」が54.2%、「パソコン」が48.7%で、この2つが他の機器を引き離しています。

出典:総務省

50代までは「スマホ」ファースト

これを年齢別に見ると、6歳から59歳までは、「スマホ」が一番多くなっています。

スマホよりパソコンの方が多いのは60歳以上のみとなりました。

出典:総務省

13歳から59歳までは90%以上の人がネットに繋がっている

また、機器を問わず、インターネットを利用している人の割合を見ると、13歳から59歳までは90%を超えています。

60代は72.2%、70代は45.3%と、年齢が高くなるにつれて、ネットに繋がっている率は急激に下がっていきます。

出典:総務省

スマホの壁とネットの壁

今回の調査結果を見ると、50代と60代の間に「スマホの壁」が、60代と70代の間に「ネットの壁」があることが分かります。

60代の人の人は「スマホ」が中心とは限りませんし、70代の人はネットに繋がっているとは限りません。

年齢層が異なるグループで行動するときは、この2つの壁を意識すると良いでしょう。

[シニアガイド編集部]