60歳を迎えた人は、老後の最低限の生活費は「20~24万円」と考えている

[2018/6/6 00:00]

老後のお金についてアンケート

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)が、60歳を迎える男女2,000人へのアンケート結果を公開しています。

ここでは、老後のお金について紹介します。

最低限必要な生活費は「20~24万円」

60歳以降の生活について、どういうイメージを持っているかを聞いています。

「最低限必要だと思う生活費」は、「20~24万円台」という回答が多くなっています。

「ゆとりのある生活を送るために必要な金額」は、「30~34万円台」が一番多くなっています。

両方とも「10万円未満」という回答が、1割以上もあります。

出典:PGF生命

65~74歳ぐらいまで働きたい人が多い

2,000人の回答者のうち、59歳の時点で仕事をしていた人は、1,432人でした。

この人たちに、「何歳まで働いていたいか」と聞いています。

一番多い回答は「65~69歳まで」で、次は「70~74歳まで」でした。

60歳の時点で働いている人の多くは、あと10年ぐらいは働きたいという人が多いようです。

一方で、「60歳まで」、つまりすぐに仕事をやめたいという人も1割以上います。

出典:PGF生命

貯金は「100万円未満」が一番多い

働くことや年金とともに、老後の生活の柱となるのが「貯金」です。

しかし、現在の貯金の残高は、「100万円未満」が一番多くなっています。

次に多いのが「500~1,000万円未満」で、「100~300万円未満」が続きます。

一定以上の貯金がない人、ある程度ある人、数千万円以上ある人の、3つに別れていることが分かります。

出典:PGF生命

老後の悩みは「お金」が中心

最後に、「60歳以降の自分の人生で不安に思うこと」を聞いています。

1位は「収入の減少(60歳以降の雇用形態の変更など)」、2位は「年金制度の崩壊」で、いずれも、お金に関する不安でした。

やはり、最大の不安はお金がらみなのです。

老後の生活を楽しく送るためには、お金の問題を避けては通れないことが分かります。

出典:PGF生命
[シニアガイド編集部]