免許の返納を考えたきっかけは「視力が衰えて夜間運転をするのが怖いため」
[2018/6/14 00:00]
高齢者の運転に関するアンケート
シニアマーケティング会社のシニアコムが、「高齢者の自動車運転」に関するアンケート調査の結果を公開しています。
2018年3月に行なわれたインターネットアンケートには、同社の50歳以上の会員532人が回答しています。
8割近くの人が免許を持っている
「運転免許証を持っている」人は、回答者の77.1%でした。
全体の8割近くの人が運転免許証を持っています。
返納を考えている人は3割強
「将来、運転免許証の返納を考えている」人は、回答者の36.6%でした。
「返納を考えている」「返納するつもりはない」「わからない」の3つが、ちょうど3分の1ずつとなっています。
返納のきっかけは「視力の衰え」
「運転免許証を返納しようと思った理由」を聞いています。
一番多いのは「視力が衰えて、夜間運転をするのが怖い」でした。
あまり差がなく「自分の運転能力について自信がないため」と、「とっさの判断が遅れるため」が続きます。
いずれも、リアリティがあって、返納することに共感したくなる理由です。
「75歳以上85歳未満」で返納と言うけれど
運転免許証の返納を考えている人に、「何歳ぐらいで返納するつもりか」を聞いています。
男性は「75歳以上85歳未満」、女性は「65歳以上75歳未満」という回答が多いようです。
しかし、実際に自分がその年令になると、自分の年令よりも高い年齢を回答する傾向があります。
例えば、「80代以上の男性」の場合、その8割は、「85歳以上95歳未満」と回答しています。
つまり、返納する気持ちはあっても、実際に自分がその年令になったら、運転免許証を返納することは難しいかもしれません。