65歳以上の4人に1人は「収入のある仕事をしている」

[2018/6/22 00:00]

国の面接調査でわかった働き方の実態

65歳以上の4人に1人は収入のある仕事をしていることが、国の調査で分かりました。

この調査は、2017年12月から2018年1月にかけて、全国の55歳以上の男女に面接調査を行ない、1,998人から有効回答を得ています。

65歳以上の4人に1人が働いている

「65歳以上」で収入のある仕事をしている人の割合は、「26.4%」でした。

収入のある仕事をしている人は、60代前半では69.9%ですが、60代後半になると42.8%まで下がります。

しかし、それ以降も働き続ける人は多く、65歳以上の4人に1人は収入のある仕事をしています。

出典:データを基に編集部が作成

65歳以上では「個人事業主」が多い

「65歳以上」で収入のある仕事をしている人の就業形態を見ると、「個人事業主/自営業」が5割以上を占めています。

65歳を定年や再雇用の区切りとしている会社が多いので、65歳以上に限ると個人事業主の割合が高くなるのでしょう。

「社員」は3割強で、在宅勤務を合わせて4割というところです。

出典:データを基に編集部が作成

働く目的は「収入」

「収入のある仕事をする理由」は、「収入がほしい」が一番多く、6割近くを占めています。

やはり、収入があることは、働くための理由として大きな存在であることが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

月収が30万円を超える人が4割

この調査では、働くことで得ている収入の金額はありませんが、年金も含めた月収のデータがありました。

「収入のある仕事をしている人」の月収で多いのは「20~30万円」でした。

しかし、月収が30万円を超える人の割合は、42%と高くなっています。

年金に加えて、働くことによって得た収入があることで、余裕のある生活を送っていることがうかがえます。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]