「人生100年時代」と言うけれど、100歳まで生きたい人は2割しかいない

[2018/7/19 00:00]

「人生100年時代」をどう捉えているか

アクサ生命保険が「人生100年時代に関する意識調査」の結果を公開しています。

2018年6月にインターネットで行なわれたアンケートでは、20代から60代の男女1,000人が回答しています。

100歳まで生きたい人は2割

「あなたは100歳まで生きたいと思いますか」という質問に、「とてもそう思う」または「そう思う」と回答した人は「21.2%」でした。

80%近くの人は「そう思わない」または「あまりそう思わない」と回答しています。

出典:アクサ生命保険

老後の生活を楽観しているのは4割

老後の生活について、「悲観的に見ている」人は61.1%で、「楽観的に見ている」人の38.9%を上回っています。

出典:アクサ生命保険

長生きはリスクであると考えている人が8割

「長生きすることは、リスクになると思いますか」という質問に、「そう思う」または「ややそう思う」と答えた人は78.6%でした。

出典:アクサ生命保険

具体的なリスクとして挙がったのは、「身体能力の低下」「収入の減少(賃金不安)」「年金制度」でした。

出典:アクサ生命保険

充分な備えができている人は2割もいない

「長生きのリスクに対して、充分な備えができていますか」という質問に、「とてもそう思う」または「まあまあそう思う」と答えた人は「18.0%」しかいません。

80%以上の人は、充分な備えができていないと自覚しています。

出典:アクサ生命保険

漠然とした不安と準備不足

アンケートの結果を見ると、長生きのリスクに対しては自覚している人が多く、それが「100歳まで生きたい」とは思わないという結果に結びついているようです。

特に、長生きのリスクは自覚している人は8割近いのに、それに対する備えができているという人は2割もいません。

経済的な不安や、健康への不安に加えて、それらに対して準備ができていないという気持ちが、むやみな長生きを望むことをはばんでいるようです。

[シニアガイド編集部]