不用品の大量処分をした人の7割は、気持ちや生活に変化

[2018/7/21 00:00]

千人の女性に聞いた「不用品の処分」

雑誌「オレンジページ」の会員組織が、「不用品の処分」について聞いたアンケート結果を公開しています。

2018年5月に行なわれたインターネットアンケートには、国内在住の女性1,043人が回答しています。

大量処分の経験者は半分強

回答者1,043人のうち、「持ち物の大量処分をした経験がある」人は567人でした。

回答者の2人に1人以上が、大規模な処分を経験しています。

大量処分をしたきっかけは「引っ越し」が最多でした。

そして、「収納場所に困ったため」と「大掃除」が続きます。

どちらかというと、必要に迫られて持ち物の処分を行なっている人が多いことが分かります。

出典:オレンジページ

「服」「本」「靴」が処分対象

「不用品として処分したもの」の内訳を聞いたところ、1位が「普段着・下着」でした。

「結婚を期に、洋服を60kg処分しました!」(30代)、「2年以上使わなかった鞄や洋服、日用品などを捨ててみたら、ゴミ袋16袋になった」(50代)など、豪快なエピソードが寄せられています。

以下、「本・雑誌」と「靴」が続きます。

出典:オレンジページ

7割以上の人は気持ちや生活に変化

「不用品を処分したことによって、気持ちや生活スタイルの変化が生じた」人は414人で、大量処分をした人の73%にあたります。

具体的には、「衝動買いが減った」が多く、「持っているものを把握しやすくなった」や「まめに処分するようになった」が続きます。

出典:オレンジページ

そして、3人に1人は「家が片づいているので、イライラが減った」と気持ちの変化を感じています。

「気分が軽くなって、動く気になる。古いものを捨てると、何かしら良い新しいものがやってくる」(50代)、「大切にしていた物が、実はいらないと気づいた。心まで軽やかになった」(40代)など、高揚した気分が伝わります。

年齢が高くなるほど、片付けたいという気持ちが強くなる

今回のアンケートでは、「今よりも物を減らして暮らしたい」という人が85%もいました。

しかも、「減らしたい」傾向は年代が上になるほど強く、20代では66%なのに対し、50代では91%に達しています。

50代は、「子供の独立による家族人数の変化」や「親の家の片づけ」など、「不用品の処分」を迫られる場面が多く、モノと自分の関係を考え直す機会が多くなるのでしょう。

[シニアガイド編集部]