夏の自動車の車内は危険なほど暑い
[2018/7/27 00:00]
子供やペットを残すのは危険
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が、自動車の車内での熱中症事故予防を呼びかけています。
JAFが実施した車内温度の検証テストによれば、気温35℃の炎天下に駐車した車内の熱中症指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達しました。
JAFでは、自動車から離れてエアコンを切ると、車内の温度が上昇し、熱中症の危険があることから、車内に高齢者や子供、ペットなどを残さないように警告しています。
日陰や窓開けでは気温は下がらない
JAFが行なった検証テストによれば、自動車を日陰に駐車していたとしても、日なたに停めた車との車内温度の差はわずか約7℃でした。
また、窓にサンシェードを付けたり、窓を少し開ける対策をしていても、温度抑制効果は低く、車内温度の上昇を防ぐことはできません。
エアコンを作動させることで、室温を下げることができますが、エンジンをかけたままだと誤操作で車が動いたり、燃料切れでエンジンが止まってしまう可能性があります。
自動車を止めた場所や、サンシェードなどの対策に関わらず、停車中の車内は暑くなるものと考えた方が良いでしょう。