家族が転職に反対する最大の理由は「減収」

[2018/8/1 00:00]

家族が反対する「転職」について

転職サイト「ミドルの転職」が、「転職に対する家族の反対」について調査結果を公開しています。

この調査は2018年6月にインターネットで行なわれ、35歳以上の会社員879人が回答しています。

転職を反対された人は46%

回答者のうち、「家族に転職を反対された経験がある」人は46%もいます。

しかも、反対された人のうち51%は、「反対されたことを理由に、内定を辞退した」ことがあります。

内定を辞退した人は、回答者全体のほぼ4分の1にあたり、無視できる数字ではありません。

転職にあたっては、家族の反対が大きく影響することがわかります。

反対するのは「妻」が多い

「転職に反対した人」は、「妻」が多く、76%を占めています。

転職業界では、妻による反対を「嫁ブロック」と呼ぶことがあります。

以下、「親」「子供」「夫」が続きます。

出典:データを基に編集部が作成

反対の理由は「減収」「勤務地」「会社規模」

「転職を反対された理由」で、一番多いのは「年収が下がる」でした。

転職にあたって収入が減ることは、反対の理由となります。

また、「勤務地が遠い」「単身赴任になる」など、勤務をする場所も問題になります。

さらに、「“大手企業”という肩書がなくなる」「転職先がベンチャー企業だから」など、企業の規模の差も反対の理由となります。

出典:データを基に編集部が作成

転職にあたっても「ホウレンソウ」が大切

「家族に転職を反対されないために、普段から?がけていること」としては、次の項目が挙がっています。

  • 普段から頻繁に仕事以外のことでコミュニケーションをとるようにしている
  • 転職活動の状況を逐一報告している
  • 普段から頻繁に仕事の話をする
  • 職場/仕事におけるネガティブな情報を伝えておく

転職にあたっては、仕事と同じように「報告」「連絡」「相談」という“ホウレンソウ”を欠かさず、家族の理解を得ることが必要なようです。

[シニアガイド編集部]