シニア女性の7割は「スマホがあることで生活の幸福度が上がった」と感じている
[2018/8/2 00:00]
スマホ所有のシニアへのアンケート
パソコン教室を展開する「わかるとできる」が、シニアのスマートフォン(スマホ)事情についての調査結果を公開しています。
2018年5月にインターネットで行なわれた調査には、60歳以上のスマホを所有する男女400人が回答しています。
なお、回答者はスマホ所有歴が3年未満に限定されています。
女性の7割はスマホで幸せになった
「スマートフォンがあることで生活の幸福度が上がった」人は、男性の43%、女性は69%でした。
女性は男性よりもスマートフォンにより生活の幸福度が上がったと感じていることが分かります。
人との連絡が密な人に向いている
「幸福度が上がった」としている人は、「家族・友人との連絡頻度が週4回以上」が最も多く、40%を占めました。
一方、幸福度に変化がないと回答した人は、「家族・友人との連絡頻度は月に1回未満」が31%と最も多くなっています。
スマホによって幸福度が上がったと感じている人は、家族・友人との連絡頻度が高いことが分かります。
コミュニケーションの増加が大きな理由
「スマホにして良かったこと」では、「コミュニケーションが増加した」を挙げる人が多く、次のようなコメントが寄せられています。
- 学生時代の友人との連絡が復活した(60代男性)
- LINEをはじめて皆に手軽に連絡できるようになった(70代女性)
- LINEが使えるようになって、写真の送受信が簡単になった(60代女性)
- 留学中の孫からの写真入りメールは、家族みんなが楽しめた(80代女性)
- 離れて暮らす孫の動画が見られ、テレビ電話が出来る(70代女性)
スマホの魅力はコミュニケーション力
スマホでは、LINEなどのアプリが使えることで、新しいコミュニケーションの方法がひらけます。
女性の方が、スマホによって幸福度が上がるのも、コミュニケーションが取りやすくなることを高く評価しているからでしょう。
自分と人とのコミュニケーションの頻度が高い人は、多少の苦労はあっても、スマホに換えてアプリの操作を覚えるだけの価値があると思われます。
一方、コミュニケーションの頻度が低い人は、せっかくスマホにしてもありがたみを感じにくいかもしれません。
その場合は、きれいに撮れるカメラ、ネットショッピング、道路や乗換えの案内、音声検索など、スマホのコミュニケーション以外の機能を試してみましょう。